● Vol.199 「あの頃・これから」
---------- 2008/01/10(Thu) 21:13
        一家四人で、焼肉屋へ。
    
        案内されて・テーブル席へ。
        オーダーは・お母さんへお任せ。

        周りをゆっくり・見渡すお父さん。
        去る人・来る人。
        食べてる人・飲んでる人・ちょっと休憩の人。

        オーダーも終わり・暫くして
        テーブルにお皿が並ぶ。

        「カンパ〜イ!いただきまぁ〜す!!」

        育ち盛りの男の子・二人。
        「たくさん食べてぇ〜」とお母さん。

        中年・お父さんは・息子のペースには
        付いていけず・ちょっと中休み。

        ふと・斜め前のテーブルに眼が留まる。
        ちっちゃい兄弟・お父さんとお母さん。

        「ママ・見て!ママの斜め後ろ
         ねぇ見て・あの兄弟」

        ママを促し・ママも兄弟に眼を配る。

        『ほんと〜・この子たちも
         あんなちっちゃい頃があったんだよねぇ〜』

        思わず・感慨ひとしおの父と母。

          以心伝心。
          家内と私の一心同体。

        遠くの席で・家族が席を立つ。
        我が子より大っきい兄弟。

        「ママ!あの子たち・見て!」

        私の声かけの前に・家内は
        既に彼らを追っていた。

        『あんなに大きくなる日が来るのねぇ〜』

        頬杖つくママ。

        家族と・いつもハグ。
        ちっちゃい頃も・今も・・。

        そして・両親を見上げて話す日が来ても。

        変わらぬ・ハグを。

          子と親。

        「ご馳走様〜・帰るよ」


        我が子の頭を撫でる母と父。



● Vol.198 「Your Happy My Happy」
---------- 2008/01/03(Thu) 00:15
        新年あけましておめでとうございます。

        みなさまにとって・今年も
        更に良き年でありますように。

          三社参り。

        私は・毎年・家族揃って・お参りに行く。
        初詣を済ませて・年の瀬に
        必ずお礼参りをする。

        年の初めに・お願い事。
        大晦日に・1年の無事を感謝し・お礼に出向く。

        昨年末は・夜遅くに・雪風舞う中
        お礼に伺った。

        「今年一年有難うございました・感謝致します」

        家族で手を合わせる。
        
        守られて・一年を過ごす事が出来た。
        一年・家族揃って・新年を迎える事が出来た。

          感謝。

        私は・元旦に・その一年の自分自身の
        「テーマ」を決める。

          『Your Happy My Happy』

        2008年・平成20年のテーマが
        院長室に掲げられた。

        今年一年・毎日・読み上げる目標。

        今年は・どんなすばらしい出逢いが
        待っているだろうか。

          出逢いに感謝。



● Vol.197 「高取邸」
---------- 2007/12/27(Thu) 20:09
        通りを海岸沿いにそれると、閑静な小路がある。

        その小路を抜けると、「旧高取邸」に出遭う。
        明治の石炭王・高取伊好の邸宅。

        平成10年に国の重要文化財に指定。

        2000坪を超える敷地に
        和洋建築が自然に融和した邸宅。

        大豪邸である旧高取邸は、
        不思議と落ち着いた雰囲気を醸し出す。

        目立たないところにこそ上質な意匠が施され、
        主人・伊好の美学が感じられる。

        実業家であり教養人でもあった彼は、
        漢詩や書・能を好み、自らも舞台で謡い舞った。

        教育文化保存にも尽力し、社会に貢献。

        海岸脇の砂地に邸宅を建てたのも、
        水害等で被災者を救護できるようにとも言われ、
        人格者たる伊好の魅力が伝わる。

        大正2年には、大隈重信公の歓迎会が
        開催されたという。

        唐津城を仰ぎ、西の浜の潮風を感じる旧高取邸。

        実は、私は最近、初めて足を運んだ。

        偉人は、現代にも多くを語っている。



● Vol.196 「大・大・大忘年会!」
---------- 2007/12/20(Thu) 11:14
        今年も忘年会のシーズンとなりました。

        私のクリニックでは
        「大忘年会・実行委員会」を中心に
        今年も気合いの入った忘年会が開催されました。

        12月に入り・各部署毎が
        恒例の「出し物」の練習。

        夜な夜なクリニックの3Fにあるマ
        ザーホールにて・密かに猛練習。

        入院患者様を私が回診中に
        『良平先生!スタッフの人は・凄いですねぇ〜』
        『なんか毎晩遅くまで・マザーホールで勉強会
         とかしているんでしょ?』と聞かれちゃう。

        「ちょっとうるさかったぁあ?ゴメンなさい」
        「実は・忘年会の出し物の練習をしてるの!」

        入院患者様と・思わず・顔を見合わせて
        笑いが出ちゃう。

        恒例のたなべクリニックの大忘年会。

        今年のテーマは「感動」
        (何故か毎年・忘年会には・テーマがついてる)

        各部署対抗の余興大会。

        その大熱演に・会場となった旅館の仲居さん
        達も・仕事の手を休めて・観客と化す。

        仕事も一生懸命。

        忘年会には・もっと・一生懸命な
        私のスタッフ。

        閉会の院長の挨拶。

        「みんな・ありがと・・」
        「みんな・いい子だねぇ〜」と
         ちょっと・私はウルウル涙出ちゃう。

        たなべクリニックは・みんな・仲良し。
        固い絆と信頼関係で結ばれている。

        あぁ〜・みなさまに・あの余興を見せられない
        のだけが・残念だなぁあ〜。



● Vol.195 「三ツ星レストラン」
---------- 2007/12/13(Thu) 16:06
        「ミシュランガイド東京」遂に発刊されました。

        マスコミでも大きく取り上げられ、
        ご存知の方も多いと思います。

        レストランを星でカテゴリー分けする
        システムが1930年代よりスタート。

        ミシュラン社員が・一般のお客様として
        サービスを受けるために・匿名でレストランを
        訪ねる。

        ☆☆☆ そのために旅行する価値がある
             卓越した料理
        ☆☆  遠回りしてでも訪れる価値がある
             素晴らしい料理
        ☆   そのカテゴリーで・特に美味しい料理

        たなべクリニックも「三ツ星クリニック」を
        目指したいものです。

        実は・「星」は・料理そのものを
        評価するものなのです。

        レストランにとって・「料理」は
        最重要ポイントです。

        しかし・ミシュランには・もう一つのマーク
        「フォークとスプーン」があるのです。

        星が料理そのものを評価するマークである事に
        対し・快適さを基準値として・評価を行う際
        その最たるレストランに付与されるのが
        フォークとスプーンのマークなのです。

        施設の外観や内装・手入れの行き届いた店内
        サービス・雰囲気などの快適さを5つに
        分類しています。

          D豪華で最高級
          C最上級の快適さ
          B非常に快適
          A快適
          @適度な快適さ

        星の数ばかりが・注目されがちなミシュラン
        ガイドですが・それだけに目を向けるだけ
        ではなく・真の意味での「ほんもの」を
        体感したいものです。

        クリニックにおいて・「星:料理」は
        『医療』そのものを指すでしょう。

        高い医療水準を・常に保ち・患者様に
        絶えず提供する。

        「フォークとスプーン:あらゆる意味での
        快適さ」は・クリニックの『総合力』を
        表すでしょう。

        患者様や訪れる・すべての人たちに・ハードと
        ソフトの両面で・「こころのおもてなし」が
        出来るクリニックになりたいと考えます。

          目指せ!
          三ツ星&五ツフォークとスプーン。



● Vol.194 「職場体験」
---------- 2007/12/06(Thu) 11:27
        中学生の職場体験がある。

        各々の学校の教育プログラムで・生徒が
        望む職場・職種を募り・体験先の職種
        会社・企業などに・職場体験依頼をする。

        たなべクリニックにも「職場体験」依頼が来る。

        中学2年生の女の子。
        
        産婦人科での体験学習。
        私は・もちろん受け入れる。
 
        患者様にも・その趣旨をご説明する。
        「私でよければ・どうぞ協力しますよ」
        心豊かな患者様が・ご自身の出産に
        立ち合わせて下さった。

        母と子の初めての共同作業。

        赤ちゃんのお父さんも見守る中
        赤ちゃんが元気に逢いに来た。

          中学生。
          絶句・・。

        言葉はなく・ただ・取り止めもなく
        涙が頬をつたう。

        赤ちゃんのおばあちゃんが
        間もなく・分娩室へ。
 
        おばあちゃんが・赤ちゃんとお母さんの
        頑張りを労う。

        そして・中学生に一言・声をかける。

        「ありがとうね・・」

        中2の子に・更に・涙が溢れる。

        そして・初めて・言葉を発す。
        『おめでとう・ございます・・』

        傍にいた・私も・思わず・泣きそう〜。

        お金では・決して・買えない体験。
 
          尊い感動。

        言葉ではない・こころでの体験学習。

          幸せ・しあわせ。
          中2もしあわせ・私もシアワセ。

        幸せオーラが・みんなを包む。



● Vol.193 「お守りと鈴」
---------- 2007/11/29(Thu) 21:08
        お母さんが・お腹の中の赤ちゃんとの
       「面会日」である健診に・やってくる。

        お母さんは・ベットに休む。

        大きくなった・お腹を・”で〜ん”と
        出した・その時。

       ”チリン・チリン”と音がする。

        腹帯に結び付けた・お守りの鈴が・小さく鳴る。

        腹帯に・こっそり・忍ばせた・お母さんの想い。

        たなべクリニックでは・ご希望の方に
       「絵馬」を書いて頂く。

        その絵馬を・安産の総本山・久留米水天宮に
        代わりに祈願に行く。

        祈願して・お守りを・もらってくる。

        後日・お母さんに・お守りを・私は手渡す。

       「安産祈願に行ってきましたよ!
        これ・お守りです」

        お母さんだけではない・赤ちゃんとお母さんの
       「二つのお守り」

       「母子・お守り」を特別に・水天宮に
        創ってもらった。

        このお守りの・私のこだわりの・ひとつ。

        お守り・・。

        腹帯に忍ばせる方。
        母子手帳に挿んでる方。
        バックに付けてる方。

          想いは・様々。

        ご出産後・久留米水天宮まで
        お礼のお参りをする・ご両親がいる。

        赤ちゃんと・お母さんとお父さんの
        三人での・お参り。

        ステキな家族のスタート。



● Vol.192 「りょうへい先生の病院で・・」
---------- 2007/11/22(Thu) 01:38
        私の友人が・飲食店をしている。

        彼のお店は・アットホームなお店。
        家族連れのお客も多い。
        子供連れの人々も・気軽に利用出来る。

        気さくで・温かい・彼の人柄に惹かれ
        足を運ぶ人も多い。

        そんな彼と・久し振りに・会った。

        「良平・久し振りやん」と彼。
        「今度・ご飯食べに行くけん」と私。
        「そう言えば・嬉しい事があるっちゃけど・・」
        と、彼が話を切り出す。

        子供連れのお客さんに「どこで出産したと?」
        と訊くと。
        「『りょうへい先生のところ』って
        言うっちゃん」

        「たなべクリニックで産んだって・言わんで」
        「りょうへい先生の病院でって・言うのが
         なんか嬉しかった」

        「良平に親近感・持ってる感じで・良かった」
        と・ニッコリの彼。

        それを・聞いた私は
        とても幸せな気分になった。

        私のクリニックは・たなべクリニック。

        でも・あんまり・たなべ先生とは呼ばれない。

        患者様は・なぜか・みなさん。
        私を・りょうへい先生と呼ぶ。

        「私の子供が・りょうへい先生・大好きで・・」

        それは・とても・うれしい。

        飲食店の友人も・喜んでくれていた事も
        うれしい。

        私のこころは・晴天。
        雲ひとつない・青空となった。

          ありがとう。
          とても・感謝・・。



● Vol.191 「胎児虐待」
---------- 2007/11/08(Thu) 11:11
        胎児。
        お腹の中の赤ちゃん。

        胎児も「一人の人間」です。

        お腹の中で・耳もちゃんと聴こえています。
        記憶する能力もあるのです。

        赤ちゃんは・お腹の中から
        何でも・ちゃんと分かっているのです。

        お母さんの事を・しっかりと
        見つめています。

        お母さん・・・。

        その事に気づきましょう。

        赤ちゃんは・たくさん
        お母さんにメッセージを送っているのです。

        世界中で一番・お母さんを愛し
        信頼しているのです。

        いっぱい・お話してあげて・・。
        タバコはやめて・・。

        お母さん・・・。

        赤ちゃんをいじめるのは・やめて・・・。

        赤ちゃんも
        一人の人間です。

        たとえ・親でも
        赤ちゃんの「元気に生きる」権利を
        奪う事は出来ません。

        お母さん。

        あなたが・胎児なら・どう考えますか?

        あなたが・今・やっている行為は
        立派な「虐待」です。

        あなたを親に選んで・やってきた
        赤ちゃんなのです。

        一人の人間として
        きちんと考えましょう。

        あなたは・愛されているのです。

        お腹の中の赤ちゃんから
        愛されて・信頼されている事を
        決して・忘れないで・・・。



● Vol.190 「千手観音」
---------- 2007/10/25(Thu) 10:48
        千手観音。

        中国障害者芸術団が表現する
        美と感動の世界。

        観るものに・希望と夢を与える。

        そのメッセージは・あまりにも大きい。

        言葉にならない・こころの衝撃。

        感動・感激に理由は無い。
        論理も無い。

        個々の感性が・全ての尺度。
        受け手の感受性が・全てを決める。

        何に・共感・共鳴するのか・・・。

        千者・千様。

        こころ・豊かに・生きたい。

        こころの内に・その中心で
        物事を見る眼を持ち続けたい。

        生涯・色褪せる事のない・こころを持ちたい。

        メッセージは・わたし達の・周りに
        常に存在する。

        その様々なメッセージを・感じ取りたい。

        感じ取る・感性・感受性を持ち続けたい。

        わたし達の日常にこそ・感動は・あるのだから。