Vol.309 「バレンタイン」
2月14日。

ローマ皇帝の迫害下で殉教した
聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に
由来する記念日とされる。

セント・バレンタインデー(St. Valentine's Day)。

私にプレゼントをくれるスタッフがいる。

手作りのもの。
選んで買ってくれたもの。

毎年異なる・素敵な贈り物を届けてくれる。

そしていつも・私を労う温かいメッセージカードが
添えられている。

それが何よりも・有難い。

大切なものが・今年もまた・・増えた。
Date: 2010/02/18(木)


Vol.308 「うぶみ編集室」
 うぶみ。

 たなべクリニックには・機関誌「うぶみ」がある。

 年四回・季節毎にお届けしている。

 クリニックスタッフ自らが・作成編集している。

 だから・想いがある。

 毎月の編成会議。

 みなさまに届けたい・想いがつのる。

 たくさんの方々が・毎号楽しみして下さっている。
 遠く唐津を離れ・毎号届く「うぶみ」を
 心待ちしている方々がいる。

 あなたのために・わたしのために・みんなのために。
 うぶみは存在している。

 届けたい想い共に。
Date: 2010/02/11(木)


Vol.307 「小雪舞う」
 陽が落ち・寒さが一段と進む。

 空が更に暗くなり・雪舞う。

 深夜になり・降り続く。

 駐車場は・一面銀世界。
 
 静寂が・より深くなる。
 
 一夜限りの別世界。

 小雪舞う。
Date: 2010/02/04(木)


Vol.306 「念」
 「赤ちゃんの言葉と気持ちが・わかるんだよ!」
 
 私は・ニッコリ笑って・お母様たちにハッキリ告白する。

 「でもねぇ〜・その事を誰も証明した事ないんだよねぇ〜」

 更に・笑顔で物申す。

 私は・赤ちゃんの気持ちと言葉がわかる。

 そう考える。
  そう想っている。
   そう信じている。

 根拠など・なにもない。

 ただ・曇り一片も無く・こころから・そう感じている。

 『私も・そう思いますよ』

 お母さんが・私に微笑返し。
 
 ありがとう。

 わかる人には・わかるんだよねぇ〜。
 ねぇ〜・赤ちゃん!
Date: 2010/01/28(木)


Vol.305 「後ろ髪」
 2階の窓に・佇む母。

 父に手を引かれ・駐車場を歩む子。

 やがて車のドアが閉まり・クリニックをあとに。

 見送る母。
 
 お姉ちゃんは・大切な弟赤ちゃんに出逢い
 父と共に家路に帰る。

 いつまでも・見送る母。

 お母さんと一緒じゃない夜。
 一緒じゃない・お布団。

 母と子。
 子と母。

 おやすみなさい。

 あした・また・・。
Date: 2010/01/21(木)


Vol.304 「お姉ちゃん」
 『この子がどうしても見たいというもので・・』

 「一緒に見ようね!お姉ちゃん」
 
 12歳。
 にこにこ・わくわく。
 妊婦健診のお供。

 お母さんのお腹の中の赤ちゃんを覗き込む。

 学校から帰宅すると・お腹の赤ちゃんに”ただいま”
 お布団に入ったら・赤ちゃんに”おやすみ”

 命の尊さを・毎日実感。

 「どっちがいい・・!??」

 『妹!』
 
 赤ちゃんも・おねえちゃんをしっかり感じている。

 「ねぇ〜・おちんちんついててもいい〜?!?」
 
 小さく『う・ん』。

 ありがと・お姉ちゃん。
 ありがと・赤ちゃん。
 ありがと・お母さん。
Date: 2010/01/15(金)


Vol.303 「祈念」
 二十被爆者の山口さんが・93年の生涯を閉じられた。

 三菱重工業長崎造船所の設計技師だった山口さんは
 出張先の広島で被爆。
 帰途に着いた長崎で・再び被爆した。

 2回の被爆で左耳の聴力を失い・原爆後遺症にも
 苦しめられながらも・自身の体験を語り繋いだ。

 06年8月には・ニューヨークの国連本部を訪れた。

 自身が出演した記録映画「二重被爆」を上映し
 核兵器廃絶を訴えた。

 非核や平和への想いを伝え続けられた。

 祈念。

 決して・忘れてはならない。
 語り繋がなければならない。

 私たちのお役目がある。
Date: 2010/01/07(木)


Vol.302 「エンド・ライン」
 『私は今年・本日が最後の勤務となりますので・・』
 「うん!そうか・・」
 
 2009年・最終週。
 
 スタッフと私。
 
 固い握手。
 両手で・手を握る。
 
 僅か数秒に・一年の感謝と念を込める。
 精一杯・想いを届ける。

 『来年も宜しくお願いします』
 「また・よろしくね!」
 
 大晦日。
 朝から雪が舞う。

 『よいお年をお迎え下さい』
 「どうぞ・よいお年を」

 2009年・最終外来。

 午後から射光が眩しい。

 今年一年にありがとう。
Date: 2009/12/31(木)


Vol.301 「10年目の約束」
 10年前。
 ある施設を訪れた。

 門をくぐると・小学生の子供達がグランドで戯れている。
 彼らは・何処からともなくやって来た知らないおじさんの私に
 遊びを中断し・こっちを向いて大きく挨拶してくれた。

 『こんにちは〜!』

 その元気と明るさに・一瞬たじろんで・私も笑顔で挨拶した。
 
 「こんにちは〜!」

 グランドを横切り・玄関へ。
 園長へ事前にお伺いする旨を連絡していた。

 私を迎えてくれたのは・とっても笑顔がステキな
 中学生の女の子。
 ニッコリ笑って・私にスリッパを用意してくれた。

 『こんにちは』
 「こんにちは」

 初めて訪れた・養護施設。

 ハンディを持って生きる施設のみんなの笑顔
 明るさ・ステキな挨拶。

 「この子たちのために、何かをやりたい・・」。

 あの日・あの時の彼らとの出逢いを大切にしたい。
 
 その熱く・強い想いを形にするために・2000年に
 スタートした『たなべ クリスマス チャリティコンサート』。

 「この子たちのために10年続ける」と断言した。

 10年目の約束。

 より多くの方々が・コンサートを通じて
 母と子の絆・親と子の絆・家族の絆を再認識する
 機会として欲しいと考えている。

 「ありがとう」
 「ありがとうございます」
 「また・来年」

 これからもずっと・・。

 新たな約束。

 あなたの笑顔が・なりよりのクリスマスプレゼント。
Date: 2009/12/24(木)


Vol.300 「幸せが・やってくる」
 一人・また一人。

 彼女の元には・人が集まる。

 「幸せになる星に生まれている」と・誰かが言う。
 
 人を惹き付けるオーラがある。

 その笑顔に・みなは癒される。

 幸せは・やってくる。
 自らが引き寄せる。

 こころからの笑顔には・一片の曇りもない。

 理屈ではない。
 理由などない。

 幸せは・自ずとやって来るのだから。
Date: 2009/12/17(木)