● Vol.34 「あぁ〜、最終回..」
---------- 2005/06/14(Tue) 17:28
   スタッフルームを覗くと
  なにやら真顔でお話し合い。

  「ん〜、たぶん別れるよ」 

  「いやぁ〜、このまま二人で
   逃げるんじゃない!?」

    ん!身の上相談? 
   耳を傾ける院長の私。

  昼休みにはまって見ている
  ドラマの最終回、みな真剣。

  その数分後、会話は途切れ、
  ふと覗き込むと眼に涙。

  ドラマの登場人物に心奪われ、
  友達感覚でみんなで語らう。

  そうそう、朝ドラも侮れない。
  
  ドラマ見たさに異常に早く
  出勤するスタッフの○○さん。

   「名作」続けば近寄り
    難いスタッフルーム。

    気遣って、そっと横切る
    院長のわ・た・し。



● Vol.33 あけましておめでとうございます!
---------- 2005/06/14(Tue) 17:26
      謹賀新年。

   新しい年が明けました。
  
   『おはようございます』

   『おめでとうございます』

   と、新年をクリニックで
   迎えられた患者様にご挨拶。

  「おめでとう、今年もよろしく」
   と、スタッフにごあいさつ。

      新しい生命を
      平和な世界が
     迎えてくれます様に
 
      良き一年を。



● Vol.32 あの頃の輝き
---------- 2004/12/30(Thu) 12:37
  「よ〜し、今からドライブに
   行こうか!」と私が提案。
  
   子供たちとクリスマスの
   イルミネーションに車を
   走らす。

   『うわぁ〜、見て見て!』
   
   『キレイ〜、すごかぁ〜!』

   冬の輝きにくいるように
   眼を奪われる子供たちに
   私は、こころ奪われる。

   感動を、喜びを共有する。

   けれど、無垢で、透明で、
   冬の夜空のように何処まで
   も澄んだ子供たちの純粋な
   感動・興味の輝きに
   大人の私は、こころ洗われる。

    真っ白で、ピュアな
    こころの反応を
    みんなが持っていた。

    子供たちに「その事」を
    いつも教えられる。

    『キレイだったねぇ〜』
   
    『また、見に行こうねぇ』

   「輝き」は、
    失わないでいたい。
    置き忘れたくない。

    大切なメッセージが
    流星の如く、子供たち
    から降り注ぐ。



● Vol.31 「一期一会」
---------- 2004/12/31(Fri) 22:00
  会場がひとつとなり、
  鳴り止まぬ拍手、
  一体感の内に包まれた。

  5回目を迎えたクリスマス
  チャリティコンサートは、
  私自身、とても幸福感の中で 
  幕を閉じた。

  チャリティの趣旨を充分に
  理解し、会場に足を運んで
  下さった皆様に心から
  感謝したい。

  チャリティは地元の養護施設の
  子供達のために行なっている。
 
  会場を後にする一人の生徒
  からメッセージが届いた。
 
 「招待され、第一回目からずっと、
  コンサートに参加しました。
  高校3年生の私は、来春
  施設を卒業します」

    『一期一会』

  施設を訪問した、あの日から
  始まった子供たちとの交流。

  会場に足を運んで下さった
  たくさんの方々との出逢い。

  多くの人たちとの出逢いが
  私にたくさんのエネルギーを
  与えてくれている。

  これからもずっと、
  チャリティコンサートは
  続けていきたいと思う。

    出逢いに感謝。
    
    笑顔に感謝。

   メリークリスマス。



● Vol.30 私は、しあわせもの! ま〜ちがいない!
---------- 2004/12/16(Thu) 15:27
   「父ちゃん、次はどっちが
    よかね〜?!」と、第一声。

   お産直後に赤ちゃんを抱いて、
   立会ったご主人に向かい一言。

   お父さんもニッコリ。
   赤ちゃんを楽しみに待っていた
   お兄ちゃん、お姉ちゃんも
   ニッコリ赤ちゃんにご挨拶。

   家族みんなでお産に立ち会い、
   赤ちゃんを愛しく迎え入れる。

    そして、第一声が
   「父ちゃん、次はどっちが
    よか〜?!」とお母さん。

   ああ〜、私はなんて幸せ。
   この場に立ち会えた私の喜びは、
   言葉では、表現出来ない。
   
    心から込み上がる思いに
    胸が一杯に満たされる。

    なんて幸せな赤ちゃん。
  
  「素晴らしいお父さん・お母さんを
   選んで来て、良かったね」と
   赤ちゃんに私は、そっと囁く。

    その夜は、家内を子供を
   「痛いよ〜、お父さん」と 
    言われても思いっきり
    抱きしめた。

     私は、絶対幸せ者。
    
     命の誕生に勝る
     尊きものはない。

 

● Vol.29 「赤ちゃんがいい〜!」
---------- 2004/12/09(Thu) 18:29
  お母さんが妊娠したり、出産すると、
  上のお兄ちゃん&お姉ちゃん達が
  急に「赤ちゃんがえり」して、
  お母さんに甘えて困ってしまうと
  言う話を耳にした事がある。

   しかし、私は、幸せな事に
   そのようなケースにあまり
   遭遇しない。

   それは、何故かと考えてみる。

  母と子の絆を第一に考える
 『ソフロロジー式出産』を推奨
  している私のクリニックでは、
  お兄ちゃん&お姉ちゃんが
  お産に立ち会う事が珍しくない。
  
  家族に会いに来てくれた赤ちゃんに
  幼い兄・姉は「赤ちゃんこんにちは」
  と、微笑んで頭を撫でてくれる。

  「赤ちゃんがえり」はしない。
  
  何故なら、赤ちゃんが会いに来る
 (生まれる)前から既にお兄ちゃん&
  お姉ちゃんになっているからである。

   それは、何故かと考える。
  
   お母さんがお子さんに
   絵本を読んであげる時、
   お買い物に行く時、
  「赤ちゃんも一緒に..」と、
   必ず上のお子さんに尋ねるらしい。

  子供たちは、既に赤ちゃんが
  会いに来る(生まれる)前から
  赤ちゃんを受け入れている。
  ちゃんと、もう「お兄ちゃん&
  お姉ちゃん」になっているのだ!

  お母さんの診察に付いて来ている
  お兄ちゃんに私が尋ねる。
  
 「ねぇ〜、男・女、どっちがいい!?」 

  すると、お兄ちゃんはニッコリ、
  「赤ちゃんがいい〜」と一言。

    お腹の中に赤ちゃんが
    いる時から既にもう
    「お母さん」!!
  
    だから、もう既に
    「お兄ちゃん」
    「お姉ちゃん」なのだ!!



● Vol.28 「お別れ」に思う
---------- 2005/06/14(Tue) 17:41
   もう何年もお会いしていない。
  お顔も拝見せず、お声も聴いていない。

  けれど、毎年届く年賀状にその
  近況とお元気な姿が目に浮かぶ。

   しかし、達筆なその方からの
   年賀状はもう届かない。

  奥様からの「年始の挨拶のご遠慮」に
  自然と目が行き、幾度となく手に取る。

  久しぶりのご挨拶に、私は向かう。
  無言のお写真に手を合わせ、心の
  奥で静かに長年の失礼を詫びる。

   来年も年賀状が届いたら、
   久しくご挨拶申し上げない月日が
   繰り返されたであろう。

   何年もお会い出来なかった。

  しかし、もう二度と心の内以外で
  お話出来ない事実に悔いの念と
  寂しさが私自身を覆う。

  お会いしていなくとも、書中から
  その人の「生」を感じる事が出来る。

    永遠の「お別れ」は、
    全く別の次元で
    人の心にその人を刻み込む。
    
    お別れは、つらい。
    つらさの代償にその人は、
    末永く私の内に留まる。

       合 掌。



● Vol.27 「ぜいたく」について思う
---------- 2005/06/14(Tue) 17:42
   数年前、とある場所で、
   私は彼女と出会いました。

   少し遅れて、現れた彼女に
   挨拶をした私は、言葉にならない
   感情を抱いたのでした。

   知人より彼女を紹介され、
  「盲目」である事を知りました。

   手にしていた杖を傍らに置き、
   私の方を向き、笑顔で会釈し
   私の前に腰を下ろしました。

   きちんとした身なりに清潔感の
   あるお化粧、楽しげな会話。

   視力を失って、久しいと言う
   彼女に何らハンディを感じる
   事なく、むしろその凛とした
   言動に彼女の強ささえも
   感じ得ました。

   同時に、健常者である自分を
   ふと振り返り、情けなさが
   私の内から私を責めました。

   「贅沢」とは、何でしょう。 

   私は、私自身に問いました。

   光のない世界に毎日を送り、
   明るく笑う彼女のように、
   日一日をしっかりと生きて
   いるだろうか?
   
   健常である事に感謝し、
   本当の意味で自身を大切に
   して、毎日を過ごしている
   だろうか?

    彼女からの無言の
   メッセージが届きました。

   『人として、心身ともに
    健康に生きなさい』
   
   私の目の前にお手本が
   座っていました。

    本当の「ぜいたく」の
    意味を感じ得ました。

   有難さに感謝し、自らを
   大切に毎日を送らねば..

   でなきゃ、彼女に再会出来ない。



● Vol.26 「七色の声を持つ男」
---------- 2004/11/25(Thu) 20:33
  「今日は何を読もおかなぁ〜」
   の私の独り言に素早く反応!
   子供たちがお気に入りの
   本を探してお布団に滑り込む。

  「じゃあ、今日はこの本からね」
   と、咳払いひとつして私の
   ショータイムが始まる。

   オヤスミ前の小さなイベントで
   ある「本読み」は年々複雑となり、
   本の中の登場人物は増え、様々な
   キャラクターたちが登場する。

   そりや〜、もう大変!

   登場人物のこころと声を
   使い分けなければならない。

     私は、七変化。
     七色の声をもつ男。

   最近では、ちょっとズルして
   声色を変えず、読んじゃうと
   子供たちから鋭いバッシング。

   挙句の果てには、
  「今日は、いまいち」だね、
   なんて、ダメだしされちゃう。

    作者のみなさん、
    お父さんが読み易い
    怠け易いご本の制作を
    よろしくお願いします。



● Vol.25 『神様からの預かりもの』
---------- 2004/11/25(Thu) 20:35
     私は、こう思う。
  
   親が子供を選ぶのではなく、
   子が親を選んでやって来る。

     私は、こう考える。

   子供が親として選んでくれて
   私の所に来てくれたのだから
      
     小さな命は、  
   『神様からの預かりもの』 
  
   我が子として、例えようのない
   深い愛情で包み込むと共に
   
   この小さな命の限りない
   可能性と未来を、決して
   妨げる事は出来ない。
   子供達が、自らの力で
   旅立っていくまでは、
   私の生涯をかけて守り、
   育まなければならない。

    私の「これから」は、
    彼らの可能性と未来の
    ためにある。
   
   それが、神様から与えられた
   親として選ばれた私と家内の
   権利と義務であると感じる。

   月明かりの中、我が子の寝顔を
   目を細めて言葉なく見つめる。
  
   この子達もやがて親になる。
   親として選ばれる日が来る。
   
    その日の重みと幸せを
    我が子に伝承したい。

   私は、選ればれたのだ。
   この充実感は、表現出来ない。