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たなべりょうへいの言葉

ブログ

Vol.13「台風」との幼き戦いの日々


台風がやって来た。
雨風も次第にひどくなり
台風の接近を肌で感じ、
TVの台風情報に耳を傾ける。

私が、幼稚園生の頃、長靴と
レインコートを買ってもらった。
とても嬉しかった。

早く着たくて、
「雨降らないかなぁ~」と
毎日、空を仰いでいた。

そんな折、台風がやって来た。
レインコートも着たいし、
台風の中、外に出て幼心に
「戦い」の炎が燃えて来た。

一大決心!
一人雨風の中、
親に内緒で外に出た。
目的地は、数百メートル
離れた隣のいとこん家。

幼い私にとっては
大冒険!!

飛ばされそうな傘を
小さな手で握り締めて、
目をつぶって歩み出した。

「もう、ダメだぁ~..」
小さな勇気と冒険心の
決断は、わずか数分。
距離にして数十メートル。

びっしょり、濡れて
お家に帰った。
「なんしよっとね、あんた
こやん、びしょびしょに
なってから..」と母。

今振り返れば、
「なんばしよったと?」って感じ。

でも、鮮明に私は覚えている。
あれは、紛れも無く、
「戦いだった」と。
「大冒険だった」と。

台風も去った。
空には、時折晴れ間も覗く。
幼き日々の自分を想い、
私は、何故かとても嬉しい。


Vol.12「子の思い」・「子の愛」


家族で一緒に食卓を囲む。
子供と一緒にお風呂に入る。
我が子の枕元で本を読んであげる。

そんな一見、当たり前の様な事が
職業柄、私にはなかなか出来ない。

私にとって、我が子と
一緒に過ごす時間は、
例えようも無い程、尊い。

我が子と
「今日、一緒に」
お風呂に入る。

一番はしゃいでいるのは、
実は、父親の私である。

子供と洗いやっこをしながら
子は父に色々な話をしてくれる。

『ねえお父さん、朝起きたらね
僕がお父さんになってるの』

「へぇ~、それで・・」

『でね、お父さんが子供に
なってるっちゃん』

「そう!それでどうなるの?」
と、私は子供の空想に興味津々。

『でね、毎日キャッチボールして
毎日肩車してあげていつも一緒』

「そう・・、そうなの・・・」
と、私は涙目で笑った。

ディズニーランドなんか
行かなくていい。
おもちゃたくさん買って
あげなくてもいい。

いっぱい、いっぱい
くっついて、抱きしめれば良い。

子の思い・子の愛。
寝顔の我が子に私は、その夜
いつまでも話しかけた。

大切なもの...
大事なもの...

 

Vol.11 8月9日・午前11時2分


私は、学生時代を
長崎で過ごしました。

盛夏の中、8月9日をいつも
長崎で迎えていました。

午前11時2分、市内には
サイレンが響き渡ります。

街中を行く公共交通機関・
電車やバス、一般の車でさえ
サイレンと共に停止するのです。

道行く人々の殆どが足を止めます。

一分間の黙祷が、街中に
沈黙をもたらします。
蝉の鳴き声だけがアスファルトを
突き刺します。

原子爆弾は、何故
投下されたのでしょうか?
何故、作られたのでしょうか?

そして、人類に何を
もたらしたのでしょうか?

生命に勝る
尊きものは、ない。

59年後の現在も、
それはなんら変わらぬと
思うのです。

Vol.10 一年、ひと昔


最近、小学生の息子と一緒に
お風呂に入っている時、
「お父さん、お願いがあるんだけど」
と、相談を持ちかけられた。

「なんね?」

「髪を茶髪か金髪にしたいんだけど」

「茶髪?きん・金髪?!」
「な・な・なんで~」

「だって、かっこいいもん」
「友達もしてるもん」

正直、返答に困った。
私が小学生の頃、鏡の前で
「やっぱ、金髪やろ~」
なんて、考えもしなかった。

「10年、ひと昔」
なんて、21世紀には通用しない。

情報の氾濫・多様化、
生まれた時から
携帯電話がある、
インターネットがある
21世紀世代の息子たちには、
正に『1年、ひと昔』。

スピードが勝負の今の世の中、
自分の足元をしっかり見て、
自分の歩幅で確かに歩む姿勢を
持ちたいものです。

息子と一緒にお風呂に入るのが
ほんのちょっと、ドキドキする
今日この頃です。