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たなべりょうへいの言葉

ブログ

Vol.31「あの頃の輝き」


「よ~し、今からドライブに

 行こうか!」と私が提案。

 子供たちとクリスマスの

 イルミネーションに車を

 走らす。

 

『うわぁ~、見て見て!』

『キレイ~、すごかぁ~!』

 

 冬の輝きにくいるように

 眼を奪われる子供たちに

 私は、こころ奪われる。

 

 感動を、喜びを共有する。

 

 けれど、無垢で、透明で、

 冬の夜空のように何処まで

 も澄んだ子供たちの純粋な

 感動・興味の輝きに

 大人の私は、こころ洗われる。

 

  真っ白で、ピュアな

  こころの反応を

  みんなが待っていた。

 

  子供たちに「その事」を

  いつも教えられる。

 

『キレイだったねぇ~』

『また、見に行こうねぇ』

 

「輝き」は、

 失わないでいたい。

 置き忘れたくない。

 

 大切なメッセージが

 流星の如く、子供たち

 から降り注ぐ。

 

Vol.30「一期一会」


 会場がひとつになり、

 鳴り止まぬ拍手、

 一体感の内に包まれた。

 

 5回目を迎えたクリスマス

 チャリティコンサートは、

 私自身、とても幸福感の中で

 幕を閉じた。

 

 チャリティの趣旨を充分に

 理解し、会場に足を運んで

 下さった皆様に心から

 感謝したい。

 

 チャリティは地元の養護施設の

 子供達のために行っている。

 会場を後にする一人の生徒

 からメッセージが届いた。

「招待され、第一回目からずっと、

 コンサートに参加しました。

 高校3年生の私は、来春

 施設を卒業します」

 

  『一期一会』

 

 施設を訪問した、あの日から

 始まった子供たちとの交流。

 

 会場に足を運んで下さった

 たくさんの方々との出逢い。

 

 多くの人たちとの出逢いが

 私にたくさんのエネルギーを

 与えてくれている。

 

 これからもずっと、

 チャリティコンサートは

 続けていきたいと思う。

 

  出逢いに感謝。

  笑顔に感謝。

 

 メリークリスマス。

 

Vol.29「私は、しあわせもの! ま~ちがいない!」


 「父ちゃん、次はどっちが

  よかね~?!」と、第一声。

 

 お産直後に赤ちゃんを抱いて、

 立会ったご主人に向かい一言。

 

 お父さんもニッコリ。

 赤ちゃんを楽しみに待っていた

 お兄ちゃん、お姉ちゃんも

 ニッコリ赤ちゃんにご挨拶。

 

 家族みんなでお産に立ち会い、

 赤ちゃんを愛しく迎え入れる。

 

  そして、第一声が

 「父ちゃん、次はどっちが

  よか~?!」とお母さん。

 

 ああ~、私なんて幸せ。

 この場に立ち会えた私の喜びは、

 言葉では、表現出来ない。

  心から込み上がる思いに

  胸が一杯に満たされる。

 

  なんて幸せな赤ちゃん。

「素晴らしいお父さん・お母さんを

 選んで来て、良かったね」と

 赤ちゃんに私は、そっと囁く。

 

 その夜は、家内を子供を

「痛いよ~、お父さん」と

 言われても思いっきり

 抱きしめた。

 

  私は、絶対幸せ者。

  命の誕生に勝る

  尊きものはない。

 

Vol.28「赤ちゃんがいい~!」


  お母さんが妊娠したり、出産すると、

  上のお兄ちゃん&お姉ちゃん達が

  急に「赤ちゃんがえり」して、

  お母さんに甘えて困ってしまうと

  言う話を耳にした事がある。

 

  しかし、私は、幸せな事に

  そのようなケースにあまり

  遭遇しない。

 

  それは、何故かと考えてみる。

 

 母と子の絆を第一に考える

『ソフロロジー式出産』を推奨

 している私のクリニックでは、

 お兄ちゃん&お姉さんが

 お産に立ち会う事が珍しくない。

 家族に会いに来てくれた赤ちゃんに

 幼い兄・姉は「赤ちゃんこんにちは」

 と、微笑んで頭を撫でてくれる。

 

 「赤ちゃんがえり」はしない。

 何故なら、赤ちゃんが会いに来る

(生まれる)前から既にお兄ちゃん&

 お姉ちゃんになっているからである。

 

  それは、何故かと考える。

  お母さんがお子さんに

  絵本を読んであげる時、

  お買い物に行く時、

 「赤ちゃんも一緒に..」と、

  必ず上のお子さんに尋ねるらしい。

 

 子供たちは、既に赤ちゃんが

 会いに来る(生まれる)前から

 赤ちゃんを受け入れている。

 ちゃんと、もう「お兄ちゃん&

 お姉ちゃん」になっているのだ!

 

 お母さんの診察に付いて来ている

 お兄ちゃんに私が尋ねる。

「ねぇ~、男・女、どっちがいい!?」

 

 すると、お兄ちゃんはニッコリ、

 「赤ちゃんがいい~」と一言。

 

   お腹の中に赤ちゃんが

   いる時から既にもう

   「お母さん」!!

   だから、もう既に

   「お兄ちゃん」

   「お姉ちゃん」なのだ!!

 

Vol.27 「お別れ」に思う


  もう何年もお会いしていない。

 お顔も拝見せず、お声も聴いていない。

 

 けれど、毎年届く年賀状にその

 近況とお元気な姿が目に浮かぶ。

 

  しかし、達筆なその方からの

  年賀状はもう届かない。

 

 奥様からの「年始の挨拶のご遠慮」に

 自然と目が行き、幾度となく手に取る。

 

 久しぶりのご挨拶に、私は向かう。

 無言のお写真に手を合わせ、心の

 奥で静かに長年の失礼を詫びる。

 

  来年も年賀状が届いたら、

  久しくご挨拶申し上げない月日が

  繰り返されたであろう。

 

  何年もお会い出来なかった。

 

 しかし、もう二度と心の内以外で

 お話出来ない事実に悔いの念と

 寂しさが私自身を覆う。

 

 お会いしていなくとも、書中から

 その人の「生」を感じる事が出来る。

 

  永遠の「お別れ」は、

  全く別の次元で

  人の心にその人を刻み込む。

  お別れは、つらい。

  つらさの代償にその人は、

  末永く私の内に留まる。

 

     合 掌。