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たなべりょうへいの言葉

ブログ

Vol.61「こころ揺れる」


 俯き、咽び泣く。

 小さな肩を父に

 抱かれ、一時分娩室を

 後にするお兄ちゃん。

 

 お兄ちゃんが、

 お母さんと赤ちゃんの

 共同作業であるお産に

 立ち会う。

 

 赤ちゃんが元気に

 お兄ちゃんに会いに来た。

 

 お母さんは、ニッコリと

 お兄ちゃんにアイコンタクト。

 

 はにかみ、自然と

 赤ちゃんへ寄り添う彼。

 兄は、赤ちゃんへやさしい

 目線で、無言のご挨拶。

 

 しばし、たたずむ。

 

 そして、数分後..

 彼の頬を涙が伝う。

 

 溢れる涙..

 

 彼の内の「何か」が

 絶え間なく湧き上がる。

 

 悲しいんじゃない。

 怖いんじゃない。

 

「生命」の『うねり』が

 彼の「何か」に共鳴する。

 

 止まらない涙の理由を

 小学生のお兄ちゃんは、

 理解出来ないかもしれない。

 

 でも、全然心配ない。

 

 お兄ちゃんの『こころ』には、

 見えない「何か」が

 ちゃんと残っている。

 

「こころ揺れる」体験は、

 彼の将来に大きな育みを

 導き出す。

 

 私は思う。

 

 この子は、絶対良い子になる。

 

 きっと、良いお父さんになる。

 

 彼の涙とこころが、

 私のこころも揺り動かす。

 

Vol.60「胎教コンサート」


  2階の吹き抜けのラウンジを

 ステキな音色が駆け巡る。

 

 プロの演奏家が奏でる音楽が

 眼前で、聴き入る人々の心を

 掴み、癒してくれる。

 

 まじかで聴く生の演奏は

 とても素晴らしい。

 

 定期的に開催している

「胎教コンサート」を

 私自身もとても楽しみに

 している。

 

 お母さんの膝の上にちょこんと

 座っているお兄ちゃん。

 

 子供の澄んだハートに

 どう響いているのだろうか。

 

 音楽は、素晴らしい。

 ジャンルも年齢も問わない。

 

  素晴らしいものは、

  素晴らしいのだ!

 

  いいものは、いい!

 

 感動や感激に理屈はない。

 理由なんていらない。

 

 初めて聴く生の演奏に

 不思議と聴き入る子供達。

 その澄んだ眼に私は、

 魅せられる。

 

 拍手は、自然と沸き起こる。

 

 アンコールに快く、

 演奏者も応える。

 

 ほんのひと時の小さな

 空間での、少人数の

 コンサート。

 

 この時間・この空間は、

 お金には、替えられない。

 

Vol.59「願いは、ひとつに..」


 クリニックを訪れた

 お母様に幾度となく

 スタッフと共にご挨拶。

 

「おめでとうございます」

 

  ご妊娠された時。

 

  ご出産の時。

 

  ご退院の時。

 

 妊娠・出産の期間中に

 お母様に様々なパンフ

 レットをお渡しする。

 パンフレットのひとつ

 ひとつにクリニックの

 思い・信念が込められている。

 

   その中の四つの

   パンフレットを

   並べてみる。

   合わせてみる。

 

 そこには、

 あるメッセージが

 浮かび上がって来る。

 

 お母さん!

 もうお気づきですか?

 

 願いは、ひとつに..。

 

  熱く、尊い

  メッセージが

  そこにある。

 

Vol.58「ささのは さあらさら..」


 今日は七夕。

 少し曇り空が心配。

 

 今年もクリニックの

 待合ホールとラウンジに

 七夕飾りを設置しました。

 

 診察に訪れる方、

 ご入院中のお母様。

 お見舞いに来られた方等が、

 短冊にそれぞれの思いを

 綴って下さいました。

 

 七夕の笹飾りは、

  短冊は、書道の

  五色の吹流しは、

  機織の上達を

  折鶴は、長寿を

  投網は、豊漁を

  表しています。

 

 「ささのは

   さあらさら」

 

 それぞれの願いが

 天高く、お星様まで

 届きますように。