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たなべりょうへいの言葉

ブログ

Vol.122「台風!サンキュ」


 台風接近。

 

 週末に九州本土へ上陸の予想。

 

 こども達も家内も、そして、

 私もちょ~楽しみしていた

 運動会の開催が微妙。

 

 天気予報と重たい空と睨めっこ。

 

 運動会当日、午前6時、

 中止が決定。

 

 こども達の成長..

 運動会は、親にとって、

 眼を細める嬉しい

 イベントである。

 

 過去、澄み切った青空の下

 開催された運動会でさえ、

 私は、仕事の都合上、

 こども達の雄姿を記憶する事が

 出来なかった日々が多々ある。

 

 家族でお弁当囲んで、

 楽しく会話する子供達を

 我が眼に焼き付ける機会には、

 恵まれない。

 

 プログラムの途中、

 仕事の合間をぬって

 駆けつけた運動会..

 会場に到着して、5分で

 クリニックに呼び戻された

 事もあった。

 

 運動会は、平日に延期。

 応援には、行けない。

 

 プログラム握り締めて、

 小さく溜め息が洩れる。

 

  家内は、そんな私を

  知っている。

 

  こども達もそんなお父さんを

  感じている。

 

 台風で中止になったその日、

 仕事中の私にお母さんから電話。

 

『お父さん!お昼ご飯、

 楽しみにしててね!』

 

「?!」

 

『お帰りなさ~い!』

 

 なんと、リビングの真ん中に

 茣蓙敷いて、スタンバイの家族。

 

 体操服と鉢巻姿のこども達。

 

『ハイ!お父さん、おしぼり』

 

 お茶も水筒からのサービス。

 

 お弁当囲んで、ランチタイム!

 

 紅組・青組に分かれた

 こども達の応援歌合戦。

 

『早く食べて、昼からの

 プログラムが始まるわよ!』

 

 外は、雨・風の猛威の中、

 我家では、プログラム道りに

 進むご飯。

 

『ハイ、果物』

 

 最後の果物もタッパから出てくる。

 

 一番うれしいお父さん。

 台風の内、我家だけは、

 秋晴れの「運動会」モード。

 

 ありがとう、お母さん。

 

 ありがとう、台風。

 

Vol.121「合宿」


 夏休み。

 

 子供たちにとっては、

 心も身体も大きく

 成長する時期であろう。

 

 真っ黒に日焼けした子供たちの

 元気よい登校が始まった。

 

 私も元気な子供だった。

 

 運動大好き。

 運動場を走り回るのが、楽しい。

 特に球技が得意だった。

 

 中学からサッカーを始めた。

 足も速かった。

 

 大会に向けての夏合宿。

 

 猛暑の中、先輩達からの

 熱い指導。

 

 連日続く、猛練習。

 

『あぁ~、シップを身体中に

 貼って寝たい』

 

 走りながらの妄想。

 

 木陰で、ジュースを飲みながら、

 指導する先輩が憎い。

 

「ラスト!一本!」の掛け声。

 

 力を振り絞って、

 ナイス・パス&ナイス・ゴール!

 

『終わったぁ~、終了~』と、

 思いきや、

 

「よ~し!ナイス・ゴール!」

「忘れない内に、もう一本!」

 

『ぇえ~マジっ~!

 ウソでしょ~..』

 

 真っ黒に日焼けした、

 あの夏の日。

 

 泥だらけで、汗びっしょりの

 ユニフォーム。

 

「忘れない内に、もう一本!」

 だけは、もうイヤ!

 

 先輩になって、指導者となっても、

 その一言だけは、言わなかった。

 

 練習終わって、みんなで水遊び。

 

「ジュース飲む時は、隠れて飲む」

 が、暗黙のルール。

 

Vol.120「水泳大会」


 夏休み。

 

 私が小学校入学の頃、

 母校には、プールが無かった。

 

 夏の水泳の授業は、学校裏の海。

 

 体育は、浜辺に集合。

 

 今思えば、貴重な体験。

 楽しい思い出。

 

 数年後、学校にプールに出来た。

 

 にんな、おおはしゃぎ。

 

 秋落としに「水泳大会」が

 開催された。

 

 私は、選手に選ばれた。

 

 そこで、夏合宿。

 

 2学期早々に開催される

 大会に向けて、先生を始め、

 みんなで練習頑張った。

 

 泳ぎも上達。

 記録も伸びた。

 

 母校での開催。

 

 いよいよ、自分の出番。

 

 友達の声援も力強く、

「位置について~」

 スタート!!

 

 身体が軽い、水に乗る。

 好記録の感触。

 

 水しぶきの合間に声援の

 大きさが、聴き取れる。

 

 ゴールまで、あと十メートル。

 

『えぇっ?!?』

 足の指がつった!!

 パニック!!!

 

 生まれて初めて、「つったぁあ」

 

 ブク・ぶく・ブクゥ...

 

 ゴール直前で、ヘルプ・ミィ!

 

 救助の先生が飛び込む。

 

  助け出されて、

『えぇ?!なにっ!?』

『ここは、どこ?!?

 私はだれ!?!』状態。

 

 新記録目前の大失態。

 

 ぁあ~、あの夏の日よ..。

 

 もう一度、カムバッ~ク!

 

Vol.119「母と父」


 母親・父親について考えてみる。

 

 自分が子供の頃、父や母を

 見上げていた頃を思い出してみる。

 

 個々の家庭で、両親への思いは、

 異なるのであろう。

 

 祖父母が居る環境や、

 兄弟・姉妹の存在も、

 子供の様々な感受性を

 育んでいくのだろう。

 

 自身を振り返っても、

 やはり、父・母の存在感は違う。

 

 幼少の頃は、母が良き理解者。

 

 甘えもするが、ケンカもする。

 

 成長と共に、父へ

 歩み寄った記憶が残る。

 

 小学生の息子達にとって、

 母の存在は、大きい。

 

 先ずは、家内に相談。

 

 口論にもなるが、

 味方に附いてくれる。

 

 父は、優しいけど、

 ちょっと怖い。

 

 夏休みで、少し気の緩んだ

 子供たちは、夜更かし。

 

 私の玄関を開く音と共に、

 一斉に二階へダッシュ。

 

 一瞬の内に、寝たふり。

 

「お父さんに言うわよ!」

 

「お父さんに相談してみなさい!」

 

 の母親の一言で、背筋が伸びる。

 

 よく食べる。

 大きくなった。

 

 いつか、私も我が子を

 見上げて話す時が来るだろう。

 

 父と母。

 

 役割や存在は、違えども、

 抱きしめる思いは、いつも同じ。

 

 子供たちに親として、

 選んでもらった事に感謝する。

 

 叱っても、抱きしめる。

 

 抱きしめて、しっかり語らう。

 

 選んでくれて、ありがとう。