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たなべりょうへいの言葉

ブログ

Vol.157「伯母、天国へ..」


 卒寿を迎えた伯母が、親族に

 お別れを告げる時が近ずいた。

 

 入院先の病院へ。

 

 医師としても、伯母の状態を受け止め、

 細く力ない拳を握り締めた。

 

 子供・孫達が、止めなく、傍らに寄り添う。

 

 みなが訪れるのを待つように、

 みなに、こころの準備をさせるかのように

 数日、伯母は小康状態を保った。

 

 みな・すべてにお別れをしたが如く、

 天国へ旅立った。

 

   合 掌。

 

 告別式では、みな、伯母の旅立ちに涙した。

 けれど、同時に、充分にそれを受け入れていた。

 晴れやかに見送った。

 

 別れは辛い。

 

 しかし、悲しみに打ちひしがれているだけでは、

 伯母も喜ばない。

 

 みな、集い、昔話に華咲いた。

 きっと、それを伯母も喜んでいると、

 みな感じている。

 

 天国に召された人とは、物質的には、

 もう逢えない。

 

 手も握れない。

 傍らに寄り添う事も出来ない。

 

 けれど、不思議と、いつも

 傍に居てくれる安堵感がある。

 

 いつも見守っていてくれている感覚すら覚える。

 

 魂との別れは、無いような気がする。

 いつでも・どこでも、感じる事が出来る。

 

 笑顔で、あなたを、こころで思う。

 

Vol.156「息子とお買い物」


 ちょ~久し振りにお買い物に行った。

 

 家族でお出かけ。

 

 今日はママとパパのショッピングに

 子供たちがお付き合い。

 

 ママ・パパチームに分かれて解散。

 1時間後に集合予定。

 

 長男とエスカレーターを上がって紳士服売場へ。

 しばし、フロアをウィンドウ・ショッピング。

 

 とあるショップの販売員の素敵な笑顔に

 吸い込まれ、ゲート・イン。

 彼としばし、語らい、試着室へ。

 「あれ?!」

 

 自己申告のパンツ・サイズがちょっと、キツイ。

 店員さんの無言の気配り&サイズアップの試着。

 ジャスト・フィット。

 

 「えっ..」

 

 現実をなかなか、受け入れなれない私に

 「あちらは、息子さんですか?

  よく似ていらっしゃいますねぇ~」と、

 賺さず、気配り販売員。

 

 「はぁあい。私も彼みたいに昔は、

  痩せてたんですがねぇ~」と溜め息返答。

 

 試着室から息子へアピール。

 「どう?!これ!似合ってる!?」

 『いいんじゃなぁ~い』と、一言・感想。

 

 「ありがとうございました!」と、

  爽やか笑顔に送られ、お店を後に。

 

 『最初の色の方が、好きだったなぁ~』と、

  エスカレーターで、息子がポツリ。

 

 「えぇ~!なんで、さっき言わないのぉ!!」

  と、後悔の・お父さん。

 

 長男と私。

 背丈もほぼ同じ。

 でも、体型異なる・趣味違う。

 

 息子との買い物は、嬉し・恥ずかし・ちと後悔。

 

Vol.155「絆」


 毎日野球に明け暮れた高校時代。

 

   卒業式。

   母が臨席。

 

 凛とした後姿に胸が詰まる。

 会場を後にする背が、涙で曇る。

 

 二十年前、母は看護師の道を選んだ。

 

   就職・結婚。

   やがて、妊娠。

 

 勤める産院で信頼する先生・同僚に見守られ、

 元気な男の子を出産。

 

  産休後、復職。

 

 幼き我が子が発熱。

 仕事を早退して病院へ。

 

 初めての運動会。

 休みを取って早朝よりお重箱作り。

 

  職場の理解。

  先生や同僚に感謝。

 そして、家族のサポートが何より心強かった。

 

  仕事に育児に頑張った。

 

 けれど、子供とすれ違いもあった。

 

  夜勤もした。

  休日も出勤した。

 

 添い寝してあげれなかった日々。

 公園で一緒に戯れる事の出来なかったあの日々。

 

 看護師として、成長し、誇りを持って

 業務に従事した。

 

 若いお母さん達へのアドバイス、

 後輩看護師への指導。

 

 妻そして、母としても年月を重ねて来た。

 

 けれど、子供とは、多くの時間を過ごす事が

 出来なかったかも知れない。

 

 卒業式での我が子への終わる事ない拍手の内に、

 言葉にならない思いが、幾重にも駆け巡る。

 

  そんな息子が、就職。

  社会人として、巣立った。

 

 ある夜、息子からの何気ない一言。

 

 「お母さんが、看護師さんで良かった」

 

 心の籠ったメッセージ。

 

 その一言に返す言葉もなく、

 とり止めもなくつたう涙・涙。

 

 母の一生懸命を子は、しっかり感じて

 成長している。

 

  親も成長する。

 

 親は、子に育ててもらう。

 我が子から学び・気づきを与えてもらい、

 親となる。

 

  子から母へ。母から子へ。

 

  絆は、親子を包み、

  愛情は、こころへと響き、刻む。

 

Vol.154「我が子の初恋」


 お目眼がくっきり、少し天然パーマで、

 笑うとえくぼが出来る。

 少し首を傾げて、笑うのが癖だった。

 それが、私の記憶に残る女の子。

 

 その子と一緒に遊ぶのが、

 楽しくて、嬉しかった。

 

 今思えば、それが、私の「初恋」で

 あったのかも知れない。

 

 家族で、スーパーまでお出かけ。

 

 「今日は、どうする?」

 「寄ってく?」

 「前を通る?」

 

 帰り道、ハンドル握る家内が、

 助手席の我が子に何やら密談。

 

 『うん!ちょっと寄ってく..』と

 小さな声が、俯く。

 

 車窓越しに、横目でチラリと

 その家を追い駆ける。

 

 「もう帰るよ、いい?」と母。

 『うん..』と子。

 

 その情景を後部座席で、窺う父。

 

 帰宅後、子供達は就寝。

 家内と2人、尋ねるお父さん。

 

 「クラスに気になる女の子がいるんだって!」

 「その子の事を考えると、ドキドキするって!」

 

 お母さんに、今まで体験した事のない

 自分の感情を告白。

 

 母と子の秘密のドライブ。

 買い物帰りに、その子のお家の前を

 幾度か、素通り。

 

 「ふぅ~ん!?!」とニンマリお父さん。

 

 数ヵ月後、我が子の“ドキドキ”は、自然消滅。

 

 今では、幻のドライブ・コース。

 

 あの気持ちが、どんな感情であったかは、

 本人には解明出来ない。

 

 けれど、やがて、時は流れ、我が子にとって、

 それが「初恋」の記憶となるのかも知れない。

 

    胸がドキドキ。

    胸がキュ~ン。

    はぁあ~と、溜め息。

 

 ピュアなこころに淡くて、清い風が吹く。

 

    いいなあぁ。

    いい..。

    とってもステキ..。

 

Vol.153「笑顔・えがお・すまいる&スマイル」


 「笑顔がステキな人」に出逢うと、

 幸せな気分になる。

 

 思わず、こちらも自然と微笑み返しが出来る。

 

 えがおが素敵な方は、いつも・誰にでも

 HAPPYを振りまいている。

 

 すまいるがすてきな方は、言葉を

 発する前からスマイルしている。

 

「すまいる」は、みんなを幸せにする。

 

 すまいるの溢れたクリニックにしたい!

 

 節目がちで、内気な訪問者が、

 クリニックを訪れ、たなべスタッフの

 スマイル攻撃に逢い、お帰りの際には、

 空を見上げて、スキップして帰って欲しい。

 

「笑顔がステキな人」になりたい。

 

 今日も子ども達と、家内と、就寝前の

 歯磨き・タイムに「すまいる」レッスン。

 

 誰が一番?!素敵な笑顔!?!

 

 笑顔が服着て、歩いているような人になりたい。