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たなべりょうへいの言葉

ブログ

Vol.178「何気ない・ひとこと」


 おなかの大きな妊婦さん。

 

 特に初めての妊娠・出産なら、

 不安も当然ある。

 

 家族や友人・知人が様々な

 意見・アドバイスをくれる。

 

 妊婦さん自らが望むと・望まざるに関係なく、

 巷には色々な情報が錯綜している。

 

 何気ない・一言には、他意も悪意もないと思う。

 

 けれど、その「何気なさ」が

 お母さんやお腹の赤ちゃんを困惑させる。

 

 妊娠中の「何気な~い一言」

 ベスト?(ワースト)3。

 

 ①「ねえ~・七ヶ月でしょ・お腹ちょっと

   小さいんじゃな~い」

 ②「ふぅ~ん・八ヶ月なんだぁあ・少し

   赤ちゃん下がってるんじゃなあぁ~い」

 ③「予定日過ぎたら・赤ちゃんどんどん

   大きくなって・難産になるよ~ぉ」

 出産中の「何気な~い一言」

 ベスト?(ワースト)3。

 ①「私は安産?!だったのに・娘のお産は

   なんで時間がかかるんですかねぇ~」

 ②「寝たらいかん!寝たら陣痛が遠のくから

   眠たくても起きてなさい!」

 ③ソフロロジーで出産するお母さんに

  「楽しく産んでいいねぇ~」

 

 番外編ベスト?(ワースト)3。

 

 ①「妊娠中に背伸びしたら・いかんよ!」

   へそのおが赤ちゃんに巻きつくけん」

 ②「妊娠中・火事見たらいかんよ!

   赤ちゃんに蒙古斑のでるけん」

 ③「妊娠中・葬式出たらダメ!

   丈夫な赤ちゃんが産めなくなるけん」

 

 そのアドバイス???の

 殆どの信憑性は、正直・怪しい。

 

 『先生~・あの~・昨日ですねぇ』

 

 『友達にこんな事言われました

  大丈夫ですかねぇ・心配です』

 

 私はいつもおなかの赤ちゃんとお母さんに

 ニッコリ・アドバイス。

 

 「その人・赤ちゃん・1000人産んだ事ある人なら

  信用していいよ」

 

 「そうじゃなければ・にっこり笑って

  聞き流しなさい」

 

    「大丈夫!」

 

 周りの助言??は、悪意も他意もないものだろう。

 

 けれど、その「何気ない・一言」が 尾を引く。

 

    大丈夫・心配しないで!

 

 ほら!あかちゃんもしんぱいしてるよ

 おかあさん。

 

 赤ちゃんを不安にさせないで。

 

 『大丈夫!大丈夫だよ』って、

  お腹擦って・安心させましょ。

 

Vol.177「私はだぁあ~れ?!?」


 「失礼します。お変わりないですか?」

 何か心配なことは?聞きたいことなぁ~い?」

 

 外来診療後の回診。

 私は、入院中の赤ちゃんとお母様を、

 お部屋に訪ねる。

 

 「あかちゃんのお名前決まった?」の

 私の問いに、様々なリアクションがあり。

 

 『はい!もうおなかの中にいる時から

  決まってましたから』

 

 『逢いに来てくれた瞬間に閃いて・決めました』

 

 『ねぇ~・○△ちゃん!』と

  お名前で呼んでもらっている赤ちゃんたち。

 

 けれど・腕組み・眉間にしわの

 お母さん・お父さんもいる。

 

 お部屋に山と積まれた「命名本」。

 

 本を読みすぎちゃって・更に・混乱。

 呼び名決まっても・字画で

 更に・ハードル上がり・四苦八苦。

 

 最終選考に残った・三つの名前。

 紙に書いた三つの名前の前に

 あぐら・腕組み・対座するお父さん。

 

 『う~ん』

 

 後日、お部屋を訪問。

 「どう・・ですか・・・?」

 

 お互いの顔を見合わせ・苦笑いの

 赤ちゃんのご両親。

 

 『名前・・・決めようとしたんですけど・・・』

 お部屋へのお祝い・訪問者の

 何気ない一言が・・・。

 

 「あら!?□◇に名前するの?!?」

 

 出ました!!

 命名「何気ない一言」ベスト(ワースト?)3。

 

 ①「私の知り合いにいるよ・その名前」

 ②「その名前の人・あんまり・性格良くないよ」

 ③「その人・大病患ったよ」

 

 挙句に「その名前・なんかピンと来ないね」の

 ダメダし。

 

 気にしない・気にしない。

 赤ちゃんは、赤ちゃん。

 

 お母さんとお父さんの溢れんばかりの愛情に

 包まれれば、1000%健やかに育つ。

 

 困惑してるのは・ご両親じゃなくて

 赤ちゃんだよ。

 

Vol.176「ハイハイから..」


 お母さんと一緒に頑張って

 逢いに来てくれた赤ちゃん。

 

 お母様と共に元気に退院。

 

 健やかに成長して、やがて、寝返りをうつ。

 

 そして、ハイハイ。

 

 自分では、全く動けなかった、

 移動出来なかった赤ちゃんがハイハイ。

 

 それは、正に、世界が一変するような大事件!

 

 更に、大事件は続く。

 

 つかまり立ち・よちよち歩き。

 世界は、更に拡がる。

 何処へでも行ける感覚。

 

 いつの間にか、2本の足で、

 しっかり立ち・歩む。

 

 もう、世界は、あなたのもの!

 

 ファースト・シューズを履く。

 秋晴れの中、運動会でかけっこ。

 コーナーもうまく廻れる。

 

 自転車にも乗っちゃう。

 素晴らしい平衡感覚。

 

 そして、今では、運転免許も取得。

 ホントに、世界中どこでも行ける。

 

 あなたは、自身の力で歩けた

 あの日を記憶していますか?

 

 初めて、自転車に乗れた

 あの日の感覚を覚えていますか?

 

 鼻歌混じりで、ドライブしているあなたにも、

 手をいっぱいひ広げたお母さんに向かい、

 一歩一歩よちよち、でも確かに歩み寄り、

 数歩先のお母さんの胸に、飛び込み、

 抱きしめられたあの日がありました。

 

 ハイハイから、マイ・カーまで。

 

 秋晴れのドライブ日和は、ハイハイ日和。

 

Vol175「囃子練習」


 10月1日。

 

 未だ汗ばむ日中とは、異なり、

 秋の夜風を感じる午後7時半。

 

 11月2~4日の唐津神社の秋祭り

 「唐津くんち」へ向けて、

 お囃子の練習がスタートする。

 

 曳山シーズンの到来。

 

 14台の曳山が、各町内に別れ、各々の場所で、

 曳き子たちによる、お囃子の稽古が始まる。

 

 笛・鐘・太鼓の3つの音色が、ひとつとなり、

 城下町・唐津の夜風に乗って、

 クリニックまで届く。

 

 郷土愛を最も感じる季節。

 自身のルーツを知る秋。

 

 曳き子である我が子も勉強そっちのけで、

 毎夜・笛を片手に・練習に参加。

 

 子供たちは、既に・お祭りモード。

 

    21世紀。

 

 伝統ある郷土の文化を大切に受け継ぎ、

 伝承する事はすばらしい。

 

 日常にはない、独特の世界観が、そこにはある。

 

 我が子を含め、お囃子を世界観が、そこにはある。

 「唐津っ子」には、言葉では言い尽くせない

 「何か」がそこに息づいている。

 

 生まれ育った土地・文化に誇りを持ち、

 成長してほしい。

 

 喩え、故郷を離れる時が来ようとも。

 そのこころの中心に

 我が郷土を深く刻んでほしい。

 

 本番のお祭りに向けて、今日も音色は、

 城下町を練り歩く。

 

    誇りと使命。

 

    唐津・万歳!

 

 「唐津くんち」に関する情報はコチラ↓

http://www.ajkj.jp/ajkj/saga/karatu/kanko/karatu_kunchi/karatu_kunchi.html