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たなべりょうへいの言葉

ブログ

Vol.225「職場体験」


中学校の教育の一環として「職場体験」がある。

 

私のクリニックにも・職場体験希望の

生徒が来る。

 

地元の中学校が・職場体験の協力してくれる

企業・会社等を募り・生徒自らが

希望する職場を選ぶ。

 

我が息子の職場体験が来た。

 

彼は・スーパーマーケットを希望したらしい。

 

理由は・自身が利用しているスーパーの

舞台裏を体験したかったようだ。

 

緊張の面持ちの初日。

 

魚屋さんでの体験実習がスタート。

9時から17時までのフルタイム。

 

「休憩していいよ」と現場スタッフの方

からの気遣い。

 

でも『緊張して・休憩とれなかった』らしい。

 

お昼ご飯も・そこそこに・午後がスタート。

 

少し慣れてきて・ラッピング・運搬

洗いもの・などなど・・。

 

「今日・どうだったぁあ!」の私の問いに。

 

開口一番『疲れたか~』。

 

色々と話してくれた。

現場の説明には・かなり・力説していた。

 

『とても・勉強になった』が彼の締めの一言。

 

明日もあるから・早く寝よ~と・ベットイン。

 

『仕事って・大変だね~』の感想が

とても印象的だった。

 

中学生になった息子。

 

気付けば・・自らが考え・行動していた。

 

いつもの寝顔が・とても頼もしく思えた。

 

我が子の成長に・頬も緩む。

 

子に学ぶ事・多し・・。

 

Vol.224「うらやましい・・」


実は・。

 

私は・・。

 

出産した事がない・・・。

 

実は・・生理も来た事がない・・。

 

「ほら・・聴こえますか?」

 

「赤ちゃんの心臓の音ですよ・・」

 

「まだ・こんなにちっちゃいのに

ちゃんと元気にしてますよ・・」

 

妊娠初期の・初めてのご妊娠された方の

赤ちゃんの心音を一緒に聴く。

 

ベットに横になり・無言。

私の問いかけ・説明に応答なし。

 

眼に涙・・。

 

我が身に・尊い命の芽生えに

自然と涙が零れる。

 

その母性が・私はいとおしく

うらやましい・・。

 

赤ちゃんの誕生。

 

ギュッと抱き締め・眼に涙・・。

 

私は・その温かく・やさしい母性に感激

うらやましい・・。

 

産休明けのスタッフ。

 

お母さんが赤ちゃんを連れて・診察へ。

元気に泣いてる赤ちゃん。

 

その赤ちゃんの声に反応して

オッパイがジワ~っと張って

滲んで来るスタッフ。

 

うらやましい・・。

 

私は・オッパイ張らない・・。

 

包み込む・その豊かな母性が素晴らしい。

 

生理も来ない・妊娠もしない私・・。

 

うらやましい・・。

 

深く・強い母と子の絆に・・

ウルウル涙が出ちゃう。

 

ありがとう・・。

 

Vol.223「無償の愛」


こどもが・親を選んで・やって来る・・。

 

私は・そう考える。

 

我が子に・親に選ばれた。

 

だから・こどもは・本能で

親を愛し・信頼している。

 

だから・親は・子に学ぶ。

 

子に・親としての成長を・促してもらう。

 

日常の他愛もない出来事。

 

息子と母の口論。

日々・成長する息子の主張。

それを・正面から受け止める母親。

 

子の想い・母の愛。

 

俯き・涙目の我が子に対峙し

私は・彼を見つめて静かに語る。

 

「おまえとお父さん・二人ともお腹ペコペコ

ちょ~お腹空いてる」

 

「おにぎり・ひとつ・・」

 

「お父さんは・あなたに・おにぎりを渡す」

「あなたは・何の遠慮も無く・ありがとうって

 おにぎりを頬張る」

 

親子って・・そういうもの。

 

「お母さんとお父さんは・世界で一番

 あなたを愛している」

 

「だから・何でも・どんな事でも

 言いなさい・話しなさい」

 

「親子に・遠慮や恥じらいは・一切要らない」

 

親だから・子に正面から・ぶつかる。

 

子だから・親に我が儘に・何でも・言動する。

 

やがて・あなたも・親として選ばれる・・。

 

喜怒哀楽を共に分かつ。

 

無償の愛・・。

 

Vol.222「これで・いいのだ・・」


昭和の天才漫画家・赤塚不二夫さんが

天に召された。

 

森田一義さんが・告別式にて・弔辞を述べた。

 

赤塚さんに見出された彼は

日本を代表するエンターティナーとなった。

 

「私はあなたに生前お世話になりながら

 一言もお礼を言った事がありません」

 

「しかし・今・お礼を言わせて頂きます」

 

「赤塚先生・本当にお世話になりました

 ありがとうございました」

 

「私もあなたの数多くの作品の1つです

 合掌・・」

 

彼は・そう最後の言葉を締め括った。

 

森田さんは・白紙の紙を持って

弔辞を読み上げたと言われている。

 

彼なりの先生への深い想いからで

あったのだろう。

 

  『これでいいのだ』

 

全ての出来事・存在をあるがままに受け入れ

前向きに肯定する。

 

赤塚氏の考え・存在を見事に

「この一言」に集約していると

森田氏は表現した。

 

  これでいいのだ・・。

 

赤塚氏の思慮深さと森田氏の才能を

改めて見つめ直す機会を頂いた。

 

   合掌・・。