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たなべりょうへいの言葉

ブログ

Vol.521「かがみ」


ちょっと苦手な人がいる。

あんまり仲良くできない人がいる。

好きじゃない人がいる。

イライラする時もある。

文句言いたい時もある。

そんな時は・・。

赤ちゃんに逢いに行く。

赤ちゃんのお顔を見る。

赤ちゃんに触れる。

赤ちゃんを抱っこする。

こころは・・。

マイナスからプラスへ。

赤ちゃんオーラ。

だって赤ちゃんは誰も嫌いじゃない。

だから私たちも赤ちゃん嫌いにならない。

赤ちゃんを見習おう。

師匠は赤ちゃん。

赤ちゃん・ありがとう。

Vol.520「なごり手」


以前・あるテレビプログラムを観た。

番組では・老舗旅館の中井さんのお仕事を紹介していた。

『名残手(なごりて)』。

名残手(なごりて)とは・茶道の作法に由来し『残心』とも言われる。

お茶の席でお客様へ器を出した後・サッと手を引いてしまうのではなく

手の名残を留めながら・名残惜しい気持ちを込めてゆっくりと手を引く。

千利休の歌には・このような歌がある。

『何にても 置き付けかへる 手離れは 恋しき人に わかるると知れ』。

茶道具から手を離す時は・恋しい人と別れる時のような余韻を持たせよ。

旅館の仲居さんたちが・お客様にお料理をお出しする時の姿。

器からゆっくりと手を引く様子は・美しくて温かく・そして凛としている。

改めて立ち居振る舞い・ほんの小さなこころの表現を大切にしたいと感じた。

Vol.519「お膝にのせて」


クリニックギャラリーに一枚の古い写真。

私がクリニックスタッフに抱っこされている写真。

あれから五十余年。

記念撮影。

私を抱っこしてくれた・その人を私の膝にのせて。

ハイ・ポーズ。

満面の笑みでツー・ショット。

泪堪えてもう一枚。

晴れて・勇退。

「退職前に絶対抱っこして写真撮らせてね」。

それが私からの唯一のお願い。

感謝。

お元気で。

遊びに行きます。

また今度。

 

 

Vol.518「コンシェルジュ」


独身の頃は家電を購入したら・受験勉強の参考書のように

気合い入れて取扱い説明書を読破していた。

しかし今では・・。

「動けばいい・・」の感覚に。

我が家には“家電コンシェルジュ”がいる。

それは・頼れる息子。

「どうやって予約録画するの?」。

笑顔で即時対応・瞬時にセットアップ。

「この固定電話の留守電使用方法は?」。

眼にも止まらね早さでセッティング。

「このおかず・時間設定して“チン”するのどうやるの?」。

最近では・食材に合わせて食べたい料理を準備してくれる。

優秀かつ親切なコンシェルジュ。

「あの・・」。

『この間教えたでしょ!』。

時折指導を受けちゃう。

頼りにしてます。

全幅の信頼。

ありがとう。

シニア世代には・不可欠な我が子。

チップはずみますよ。

Vol.517「お父さんもね」


息子とソファーに座って・テレビ鑑賞。

ドキュメンタリーを観る。

コマーシャル中に番組内容のプチ議論。

息子の意見を聴く。

傾聴する。

父の意見を述べる。

ややヒートアップ。

コマーシャル明けても議論続行。

対等な議論が・・つい父としての意見に。

親から子へのメッセージに変貌。

「わかった・・?!」と息子へ。

『お父さんもね・・!』と返される。

そうだね。

子へのメッセージは・我が身を省みる絶好のチャンス。

『お父さんもね』と念押し・肩をポン。

息子は・湯舟に消える。