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たなべりょうへいの言葉

ブログ

Vol.682「花筐」

唐津古里映画「花筐」の0号試写が地元唐津で開催された。

私も招待を受け・足を運んだ。

関係者を招待した試写会には監督の大林宣彦さん・主演三人の俳優陣の舞台挨拶も

行われた。

2時間50分の大作。

大林監督独自の世界観に圧倒された映像美溢れる作品であった。

監督・俳優陣・エキストラ・ボランティア・推進委員会など・多くの方々の熱意と

協力の元素晴らしい作品が完成の日を迎えた。

『この作品は・みなさんのものです』。

『私たちは死すとも・映画は永遠に残ります』。

大林監督は挨拶の最後をこう結ばれた。

今では・映画館も無くなった故郷唐津。

このご縁に感謝したい。

唐津の素晴らしさを日本中に世界中に伝えたい。

Vol.681「伝承」

『唐津くんち』がユネスコ無形文化遺産に登録された。

誇り高く・とても素晴らしい事である。

先人の絶えぬ事ない努力が今を導いている。

歴史を紡ぐ事は容易ではない。

郷土への誇りと深い愛情が人々を突き動かして来た。

過去から現在へ。

現在から未来へ。

今までも・これからも想いは伝承される。

絶える事なく受け継がれて行く。

 

Vol.680「二十歳」

クリニックのファミリースタッフに看護学生がいる。

学校に通いながらの勤務。

仕事と学業の両立。

二十歳。

入職して二年。

学校も職場にも少しずつ慣れて来た頃。

成長と共に幾つもの壁が現れる。

一つの壁を乗り越えると・また新たな少し高い壁が見えてくる。

そこには笑いも涙もある。

その場所には・達成感と挫折感が交差する。

乗り越えられない壁などない。

目の前に立ちはだかる壁には必ず意味がある。

成長こそがあなたの進むべき道。。

 

Vol.679「おかえり」

生まれ育った土地がある。

家族と暮らした家がある。

生まれた場所がある。

たなべクリニックで・お母さんに逢いに来てくれた赤ちゃんたち。

おかえり。

あなたが生まれたこの場所は・今までもこれからもここにある。

Vol.678「ひよこ」

幼い頃・地元のお祭りで”ひよこ釣り”の露店があった。

弟は興味津々でひよこを釣り上げ・自宅に持ち帰った。

数日はとても良く可愛がり面倒をみていた。

しかし・幼い子ども。

飽きるのも早い。

代わりにおばあちゃんが根気強く飼育していた。

ひよこはやがて成長し親鳥になった。

最終的に大きくなった鳥たちは屠殺場へ連れて行かれた。

鳥たちは変わり果てた姿で戻って来た。

世話をしなくなった弟は泣いていた。

知人が譲り受け・美味しく食べてしまった。

それから一時・私たち兄弟は鳥を食べれなくなった。

鳥に罪はない。

世話してくれたおばあちゃんに感謝しなくてはならない。

食してくれた知人にも感謝しなくていはならない。

露店で出逢った・小さな命。

大人となった兄弟は忘れてはならない。

おもちゃではない。

同じ命。