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たなべりょうへいの言葉

ブログ

Vol.333「手ぇ〜振れぇ〜」


体育の授業。
体育館に集合。

山手にある我が校は・遠くに湾を見渡す。

眼下に・・テニスコート。

天高く晴れ渡った青空に・澄んだ声が青春・高校生の耳に届く。

華の女子大。
キラキラ棚引くスカートが眩しい。

全開した体育館の窓に張り付く・青春ど真ん中・男子高校生たち。

一点凝視。
熱い視線に女子大生のお姉さま達のプレイも躍動する。

そこへ熱血体育教師・来場!
竹刀片手に・がに股歩き。

溜め息混じりに・解散男子。
一時の浮世に・夢果てる。

「よ〜し!集合!」竹刀が舞う。

鉄拳覚悟の私たちに「全員!手ぇ〜振れぇ〜!」

『!!!』

「おまえ達・3分やる!こころおきなく精一杯振れぇ!」

言葉に成らぬ男子の大きな大〜きな・一子乱れぬ集団行動。

お姉さま達も応えて・手を振る。

青春真っ只中!
「よ〜し・終了」

「満足したか」
『ハイ!』

「整列!番号!」
『1・2・3・・!!』

気合い充分・満足十二分。

黄色い声と声変わりのデュエット。

風はテニスコートから体育館へと抜ける。

天高く真っ青の空に届け。