当院について

育児こそ世界でもっ!!とも重要な仕事である。

ごあいさつ

たなべクリニックの歴史は1918(大正7)年にスタートしました。祖父の田邉熊喜(たなべくまき)が唐津に創業し、この地で産婦人科として約100年間、地域の皆様に支えられながら歩んできました。

父・厚が2代目の院長を勤めていた頃のことです。まだ若かった私は、医者という仕事の尊さを知らず「人を診ずして、病気を診る」診療をしていたこともありました。当院の未来など、当然まだ考えてもいませんでした。

その一方で、陣痛で苦しむお母さんたちの姿を見て、あるいは痛みと戦いながらこの世に生を受けた赤ちゃんのことよりもお母さんたちの苦労を褒め称える人が多い現実を目の当たりにして、心のなかではずっと言葉にできないモヤモヤを抱えていました。

そんなときに出会ったのが「ソフロロジー分娩法」でした。この手法を取り入れた出産の様子を紹介する映像を観たとき、なぜだか、涙がぼろぼろと流れてきました。そして同時に、これが私の進む道だと確信しました。

当院では、「育児は世界で最も重要な仕事である」と考えます。お産は赤ちゃんとお母さんの人生最初の共同作業。陣痛は、赤ちゃんと出会うための大切なエネルギーなのです。

すべての女性に寄り添い、出産だけでなくその人の一生を支えたい。患者さまだけでなく、当院ではたらくスタッフや当院に関わるあらゆる人々に幸せな状態であってほしい。なぜなら、一人ひとりの幸せこそが地域の幸せとなり、やがては世界を平和に導くと考えているからです。創業100年を超えてもなお、地域へ幸せを届けること。これが私たちの企業理念であり、当院の存在理由であると信じてやみません。

たなべクリニック院長 たなべりょうへい

クリニック概要

“たなべクリニック”の特徴

  • \ この地で100年、いのちを共有して /

    初代院長・田邉熊喜が産婦人科を開業。
    2代目・厚から、現院長へと歴史が受け継がれています。
    2003(平成15)年には、日本におけるソフロロジー分娩法の拠点病院として、
    建物も新たに生まれ変わりました。

  • \ 「感動」と「共感」が集まる場所 /

    創業100年の歴史を歩んできたこの地で、
    すべての女性に寄り添って一生をサポートしたい。
    その想いを結ぶのは、豊かな母性から生まれるさまざまな「感動」や、
    当院の理念のもとで生まれる「共感」です。

  • \ 母性を育む「ソフロロジー分娩法」 /

    最高にリラックスした状態での出産をめざす「ソフロロジー分娩法」。
    当院は、その向上を目指す「日本ソフロロジー法研究会」の主要施設として、
    毎年多くの研修者を受け入れ、出産の喜びを伝えています。

経営方針

地域とともに100年。幸せな育児を伝えるために

 1918年の創業以来、たなべクリニックは佐賀・唐津で約100年間、お母さんのお産と育児をサポートしてきました。2003年、クリニックの建て替えに合わせて、ソフロロジー分娩法の研究拠点としての役割を強化し、今では研修のために全国から医療従事者がこの地に集います。育児こそ世界で最も重要な仕事である――私たちはこの考えのもと、女性の一生をサポートしたいと考えています。最新の医療環境を整えることはもちろん、一流の知識・技術・人間力をもって、これからも質の高い医療を地域へ届け続けます。

地域とともに100年。幸せな育児を伝えるために

診療方針

時間の共有は「いのちの共有」

 お産は、赤ちゃんとお母さんの人生最初の共同作業です。赤ちゃんとお母さんの絆を深め、赤ちゃんに出会える喜びを心から感じること。それが育児のファーストステップだと考えています。幸せなお母さんやスタッフが一人、また一人と増えていけば、それが地域の幸せとなり、やがては大きく広がって世界の幸せとなる。お母さんと赤ちゃんに寄り添い、この幸せの循環を伝えることこそが私たちの使命であり、診療方針そのものです。

時間の共有は「いのちの共有」

クリニック概要

法人名
医療法人虹心会 たなべクリニック産科婦人科
院 長
田邉 良平
住 所
847-0056 佐賀県唐津市坊主町550-1
TEL
0955-74-4171
FAX
0955-74-3291
創 業
大正7年(1918年)
クリニック概要

駐車場のごあんない

JR唐津駅より車で5分。
ゆったりスペースの第1駐車場(24台)と、
クリニック外にも
第2駐車場(約20台)があります。

駐車場のごあんない
駐車場のごあんない

クリニックの歴史

  • 開院当時の田邉産婦人科(1918年7月)
    開院当時の田邉産婦人科(1918年7月)

    明治22年2月26日

    初代院長・田邉熊喜 東松浦郡唐津町字満島に誕生

  • 大正7年(1918年)

    産婦人科を開業
    たなべクリニックの歴史がスタート

    祖父からの教え
    当時は、往診に人力車を使用していたと聞きました。祖父の口癖は、“本ちゃ安かなあぁ~”でした。祖父は、幼少の私によく書物を読む事を勧めました。本から学ぶ事は多く、本の値段以上の価値がそこにはあると教えられました。
  • 初代院長・田邉熊喜
    初代院長・田邉熊喜

    昭和元年12月26日

    2代目院長・厚 誕生

    歴史を繋ぐ
    7人兄姉弟の6番目(初代院長・田邉熊喜の次男)として生まれ、戦時中に青春時代を送った厚は、士官学校に進みたいと父である熊喜に嘆願しましたが一蹴され、号泣したそうです。
    結果として、産婦人科の道を歩む事となりました。
    たなべクリニックは、運命に導かれ、その歴史を繋いだのです。
  • 親子3代に渡る歴代の院長先生
    親子3代に渡る歴代の院長先生

    昭和37年8月30日

    3代目院長・良平 誕生

    新たな歴史を
    母と子の絆を第一に考える出産法・ソフロロジー法との運命の出逢い。
    平成15年(2003年)日本におけるソフロロジー法の拠点病院として、建物も新たに生まれ変わりました。
開院当時の田邉産婦人科(1918年7月)
開院当時の田邉産婦人科(1918年7月)
初代院長・田邉熊喜
初代院長・田邉熊喜
親子3代に渡る歴代の院長先生
親子3代に渡る歴代の院長先生
2008年 開院90周年当時の院長とスタッフ
2008年 開院90周年当時の院長とスタッフ

クリニックの想い

『ミッション』・『バリュー』・『クレド』の順にたなべクリニックの想いをご紹介いたします。

ミッション
(使命・理念)

『育児こそ世界でもっとも重要な仕事である。』

『育児こそ世界でもっとも重要な仕事である。』

『ミッション』とは、たなべクリニックの使命・理念であり、最終目的です。
たなべクリニックが、存在し続ける限り、決して変わる事はありません。たなべクリニックは、育児こそが、世界で最も重要な仕事であると確信し、そのケア・サポートのために永遠に努力し続けます。

バリュー
(守るべき価値・行動基準)

『4つの不』

『4つの不』

『バリュー』は、たなべスタッフの判断基準・行動基準です。
全てのスタッフは、「4つの不」を常に携帯しています。
全てのスタッフのこころの中心には、この「4つの不」があります。
クリニックにおけるスタッフの言動全ては「4つの不」の克服にあり、ミッションの実現のために、バリューに基づき行動しています。

クレド
(信条・行動指針)

『10のクレド』

『10のクレド』

『クレド』とは、クリニックで働くために必要な考え方や行動です 。
たなべクリニックでは、『クレド』に表現された価値観のもと、自分ができるベストの患者様満足を提供します。
そして『クレド』に基づき、判断・行動します。

❶医院理念
私たちは、変わることのない医院理念(ミッション)を尊重し、実践します。
当院のミッションは、「育児こそ世界で最も重要な仕事である」です。すなわち、患者様が我が子を慈しむ心を育て、安心して赤ちゃんと対面し、笑顔で家庭に戻り、ゆとりある子育てができるように お手伝いをさせて頂くことです。
仕事で悩んだ時、個人で判断を迫られた時には、いつもミッションを思い出します。
❷医院文化
私たちは、たなべクリニックの文化を大切にします。
文化とは、先輩方が培ってきた、たなべクリニックの風土です。
  • 元気よく笑顔で挨拶します。
  • 患者様の喜びが私たちの喜びです。
  • 他人の批判・悪口は言いません。
  • 怒りの感情を顔に出したり、周りに振りまきません。
  • いつも感謝の気持ちを持ち、ありがとうの一言を添えます。
  • 自分の非を認めて、素直に謝ります。
  • いつも、プラス発想を大切にします。
  • 4つの「不」を無くし、安心・満足・快適・便利な医院を作ります。
  • 患者様が話しやすい雰囲気を作り、どんな小さな声にも耳を傾け、支援します。
❸仕事
私たちの仕事は、患者様の健康な心と身体を守り育てるお手伝いをさせて頂くことです。不安を持った患者様が、笑顔になるために来院して頂きたいと考えています。私たちの幸せは、来院された皆様の笑顔に出逢うことです。
そのために、私たち自身が、心身共に健康を保ち笑顔で楽しく仕事をします。
❹技術
最高のサービスは、高度な技術と最新の情報が欠かせません。そのため、常に研鑽に励み、勉強し続けることを約束します。自分の成長こそが、自分を取り巻く人たちの幸せに繋がります。
❺パーソナルサービス(個別サービス)
私たちは、患者様を患者としてではなく、一人の人間(大切な友人)として接します。そのため、聞き上手になり、一人ひとりの個性や考え方、日常生活までを理解します。そして、その人のすべてを受け入れ その人に応じたパーソナル・サービスを提供します。患者様が心から満足された時、ロイヤルカスタマーに育っていかれます。
❻報連相
私たちは、迅速な報告・連絡・相談を徹底します。
相手がわかっているはずと思い込まずに、確認のため報告・連絡・相談することで、ミスを無くし、安全でスムーズな診察と業務を心がけます。
❼姿勢
私たちは、まずやってみる、前向きな姿勢を心がけます。
「できない」「分からない」とはじめから諦めるのではなく、「できるとしたら…」「分かるとしたら…」と、質問を変えて考えます。私たちは「できない」「分からない」という言葉は使いません。できない問題なら、自分に降りかかってくることはない事を 知っています。
❽改善
私たちが、常に気を配ることにより、院内の問題点が見えてきます。良い方向に改善していくために問題点から目をそらしません。特に情報の宝庫であるクレームに感謝し、全員ですばやく解決します。私たちは、問題改善を通じて、成長し、自分自身の変化を楽しみます。
❾チーム
私たちは、チームメンバーを家族のように大切にし、いつも助け合います。異論がある時は、直接本人に話します。感情的な行き違いがある時は、まず冷静になり、お互いを理解する努力をします。他人の嫌いな面は、自分の嫌な面を見直す絶好の機会と捉えます。あらゆる面でメンバーの長所や頑張りを見つけ、労うようにします。
❿大使
たなべクリニックは、私たちスタッフの集合体であり、私たちは選ばれたメンバーです。常に、たなべクリニックの大使としての役割を認識し、責任ある行動をします。私たちは、立ち振る舞い、表情、言葉遣いを含め、患者様からはもちろん、自分の身の回りすべての人から、憧れられる人間に近づけるよう、 日々努力します。

いのちの授業

いのちの授業

たなべクリニックでは社会貢献活動の一環として唐津市の小中学校に出向き、子ども達に命の大切さを伝える『いのちの授業』をしています。産婦人科という立場から、自分の命そして人の命の大切さ、命の尊さを伝えています。