今日のよか

<毎週更新>良平院長のコラム

Vol.879「母の想い・父の願い」

卒業の春。
就職の春。
息子が社会に旅立つ日がやってきた。
中高6年間の寮生活。
大学に進学し・晴れて卒業。
中高時代・たまに帰って来る我が子。
家内は腕によりをかけて料理を作った。
帰り際・夜食などを持たせて寮へ送り届けていた。
彼が寮に戻ると・妻は決まって数日寂しそうに日常を送っていた。
帰省に喜び・帰寮すればこころに小さな穴が空く。
そんな息子が社会人となる。
巣立つ日に・彼の母はとても晴れやかな顔をして送り出していた。
彼女の中で・ひとつの区切りがあったのだろう。
敢えて・その心境の変化を聴かないでおこう。
母と息子。
息子からの電話。
楽しく会話する母のその姿は変わらない。

Vol.878「おかえり」

初診の患者様。
妊娠していたら・たなべクリニックでお産がしたいとの事。
診察。
「おめでとうございます」と私。
ニコッと微笑んだ患者様。
おもむろに母子手帳を差し出した。
『私が産まれた所でお産したかったから』と彼女。
お産に立ち会った医師の名前は私。
お帰りなさい。
おめでとう。
繋ぐ繋げる大切ないのち。

Vol.877「想定の内と外」

三姉妹。
今朝も元気に保育園に登園。
のはず。
出勤前のお母さん。
今日も戦いのゴングが鳴る。
着替えない。
うんちする。
おもちゃの取り合い。
車乗らない。
大丈夫。
想定内。
母は先回りして迅速対応。
時々想定外勃発。
大丈夫。
母は新規の想定外を想定内へインプット。
母は強し。
今日も一日が始まる。
そして終わる。
母の疲労も姉妹の寝顔でチャラ。
明日は必ずやって来る。

Vol.876「穏やか」

良平先生は。
やさしい声。
穏やかな雰囲気に安心する。
お母さんたちから言われちゃう。
うれしい。
嬉しいから・なんで穏やかで優しいのか教えちゃう。
それは赤ちゃんと一緒にいるから。
いつも赤ちゃんといるから。
赤ちゃん見つめて・恐い顔できない。
眉間に皺寄せて・赤ちゃんに近づけない。
でしょ。
赤ちゃん大好きだから。
だから優しく穏やかでいられる。
赤ちゃん。
ありがとう。

Vol.875「やっぱり好き」

産休明けのスタッフが復職。
18歳。
たなべクリニックとの一期一会。
気づけば入職して20年。
多くの想いが詰まった歳月。
妻となり・母となった。
今再び歩み出した看護師の道。
産婦人科が好き。
赤ちゃんが好き。
たなべクリニックが好き。
今ここにいる私が好き。
『幸せです』と漏らした彼女。
輝く未来が彼女を照らしている。

Vol.874「マスクマン」

常時マスクを着用した生活が定着した。
口元が見えない。
マスクを着用したままの豊かな顔の表情作りは難しい。
練習・練習。
鏡の前で笑ってみる。
結構いけてる。
写真撮ってみる。
マスク着けて・満面の笑みでパシャリ。
どれどれ・・。
あら・・?!
出来上がった写真の中の私。
笑ってる?
マスクの下では・口角を最高に上げて笑顔作ったのに。
眼の表情が乏しい。
気づいた。
気づいちゃった。
マスク下の笑顔は・眼が最高に笑わなくっちゃいけない。
練習・練習。
結構難しい。
でも楽しい。
合格点まで・あと少し。

Vol.873「寄り添う」

コロナ禍で・未だ収束が見えない日常。
たなべクリニックは医療機関として・感染防止に最善を尽くし日々努力を惜しまない。
命を預かる現場として・絶えることない管理を続けている。
よって・今までにない様々な制約・制限がクリニック内に掛けられている。
それは・クリニックにとってもとても重い選択である。
同時にそれは通院入院している患者様にとっても・とてもストレスとなる。
ならば・私たちたなべクリニックが出来ること。
やるべきこと。
それは・もっと皆さまに寄り添うことである。
こころから寄り添う。
厳しい環境下が教えてくれた・最も大切なこと。
その事を改めて・意識考動する事が出来た。
不安を安心に。
私たちは今日も・こころひとつに。
寄り添う。

Vol.872「当たり前」

朝起きた。
顔洗った。
歯を磨いた。
髭剃った。
出勤した。
仕事終わった。
お家帰った。
晩御飯食べた。
お風呂入った。
布団に入った。
今日もビックリする出来事は起こらなかった。
一日を迎え、一日を終える。
これって・・。
実は・ちょ~幸せな事。
当たり前が最も幸せ。
平凡に感じる日常こそが・尊い。
それに気付けた私は幸せ。
今日も当たり前に感謝し・眠りにつこう。
明日も当たり前の一日が過ごせるように。

Vol.871「水道工事」

連日深夜クリニックの側で水道工事が行われていた。
夜間に明るい工事灯と作業音。
少々騒音が気になるが・寒い深夜に作業される方々に感謝したい。
側を通る際には「ご苦労様です。お疲れ様です」と私は声を掛けた。
そんな折親子が工事現場を通った。
大きな声で『ありがとうございます』と少女が作業員の方に挨拶した。
お母さんが作業する方々のお蔭で・私たちの日常が保たれている事を娘に教えたのかも知れない。
素敵な挨拶だった。
私も見習った。
「ありがとうございます」。
感謝を忘れずにいたい。
私たちはたくさんの見知らぬ人に守られている。 

Vol.870「おめでとう・ありがとう」

誕生日。
離れて暮らす娘からのお祝い電話が届く。
娘は祖母にもお祝い電話を届けていた。
「おばあちゃんありがとう」。
「おばあちゃんがお母さんを産んでくれたから・今年もお母さんの誕生日をお祝いできた」。
「だからありがとう・おばあちゃん」。
素敵なお祝いコールが繋がる。
母からもお祝いの電話が届いた。
繋ぐ・繋げる。
素敵なバースディ。

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