今日のよか

<毎週更新>良平院長のコラム

Vol.841「繋ぐ・繋げる」

お母さんを選んでやってきてくれた赤ちゃん。
赤ちゃんは健やかに成長し成人女性となった。
彼女もお母さんに選ばれた。
「おめでとうございます」と私。
『良平先生!赤ちゃんを取り上げてくれて・ありがとうございます』。
『私も良平先生に取り上げてもらいました!』。
二重の喜び。
二重の祝福。
次は・この赤ちゃんがお母さんとして選ばれる日を楽しみに。
楽しみに私は待ってるから。

Vol.840「更にもっと」

ある本を読んだ。
誰もが大なり小なりダイエットしたい。
「よし!瘦せよう」と想う。
これがダメらしい。
何故なら・・。
「よし!瘦せよう」は・今太っている事を自覚している表れだそうだ。
これじゃあ・痩せないらしい。
だから・・。
瘦せようじゃなくて、「もっと痩せよう」がいいらしい。
そのこころは・・。
今も少~し瘦せてるけど・もう少しもっと痩せよ~うって
気持ちがなるらしい。
なるほど。
考え方次第。
捉え方次第。
プラス発想でいこうじゃないか。

Vol.839「一期一会」

養護施設に勤める女性。
施設に引き取り手のない男の子がいた。
彼女は彼を引き取り育てる決心をする。
周囲の大反対。
「一体何を考えているの?」。
「彼の人生を背負う覚悟はあるの?」。
彼女の決意は揺るがなかった。
彼と彼女の二人の暮らし。
大学まで進学させた。
一流企業に就職も決まった。
生涯彼女は独身を貫いた。
彼は就職先へ一人上京する。
別れの朝。
いつもの日常。
二人向き合い朝食。
交わす言葉もまばら。
「身体に気をつけて」と彼女。
『うん・わかった』と彼。
アパートの玄関先で見送り。
彼女は駅まで見送りには行かない。
振り返らず家を出る彼。
出逢いに偶然なし。
一期一会。
全てのことには意味がある。

Vol.838「以心伝心」

お産は・赤ちゃんとお母さんの人生最初の共同作業。
いつもなら赤ちゃんとお母さんに寄り添い・応援してくれる赤ちゃんのお父さんや
家族が傍にいてくれる。
しかしコロナウイルス感染のため・お産の立ち合いができない。
寄り添うクリニックスタッフは・全力で母子をサポートしている。
元気に赤ちゃんが逢いにくる。
その姿を電話で動画で家族に伝える。
電話の向こうから家族みんなの祝福の声がいっぱい届く。
離れていても手を握れなくても・こころは繋がる。
みんなの声は赤ちゃんにも届いている。
こんな状態だからこそできる事がある。
届ける想いはいつだって同じ。

Vol.837「勝ち負け」

家内と口論。
互いに自己主張。
相手の非を攻撃し・自身の正当性を押し付ける。
子供と口論。
上から目線で・親の言い分を押し付ける。
認めない。
譲らない。
つまらない論点の勝ち負けに拘る。
勝って・どうなる?!
後味悪いだけ。
止めよう。
そこに幸せはない。
勝つか負けるかより・幸せであるかと考えよう。
幸せであるかをこころの衷心に置こう。

Vol.836「月光」

もう逢うことは叶わない。

もう二度と声も聞くこともできない。

それでもあなたを想う。

見上げるこの月をあなたも見ていたはず。

あなたが見上げていた同じ空同じ星に想いを馳せてあなたを想う。

今までも。

これからも。

Vol.835「無償」

子どもは眠ると・どうして重たく感じるのだろうか。

子どもはどうしてあんなに楽しそうに笑うのだろうか。

子どもはどうしてあんなに駄々をこねるのだろうか。

子どもはどうしてあんなに愛らしいのだろうか。

子どもの全てをどうして・こんなにも受け止められるのだろうか。

あなたがいるだけで私は幸せ。

かけがえのないあなたが愛しい。

Vol.834「誤算」

一人でホームセンターへ。

買いたい商品をカゴへ入れる。

しばし店内散策。

トイレットペーパーのコーナー。

様々な商品がラインナップ。

色々な種類があるんだねぇ~。

それぞれ特徴あるんだねぇ~。

感心しながらお勉強。

よし!ひとつ買って帰ろう。

厳選したトイレットペーパーを片手に帰宅。

「ママ喜ぶかなあ~」。

少しの期待。

家内に差し出す笑顔の私。

イマイチ顔の彼女。

『ありがとう・買ってきてくれて』。

『でも・これねぇ~使いにくいのよねぇ』。

あら?!

予想外の展開。

戻してくる?

レシートあるよ。

『いいわよ・折角買ってきてくれたんだから』。

良かれと思って。

余計な考動。

学習しなきゃね。

Vol.833「反則」

家内とショップでお買い物。

商品選んでレジへ。

お会計は990円。

私は千円札の持ち合わせがなくて五千円札を差し出す。

それを脇で見ていた家内。

すかさず彼女の財布から千円札を取り出す。

ナイスサポート。

と思いきや私の五千円札は彼女の財布に消えていった。

「えっ!?うそ~?!」の私。

ニヤッと家内。

レジの女性も思わずにやけちゃった。

私の財布から五千円がお釣りの十円に変身しちゃった。

『どぅもぉ~』とにこやかにお店出る家内。

「ありがとうございました」の店員さんの声。

ちょっとぉお~。

反則でしょ・それ。

Vol.832「共有」

初めて寝返りした日。

初めてハイハイした日。

初めてつかまり立ちした日。

初めて一歩を踏み出した日。

初めて自分でおしっこした日。

子供たちの成長の記憶を家内は鮮明に覚えている。

まるで昨日のことのように私に映像混じりで楽しく話す。

母は強し。

子と母の絆は深い。

やはり子供たちは彼女と生命を共有していた。

それは今までもこれからもずっと。