Vol.831「赤ちゃんだけは」
私は赤ちゃんが大好きで・産科医となった。
私は産科婦人科医。
基本患者様は全て女性。
例外は男の子の赤ちゃん。
赤ちゃん大好きだから・男の子だって診る。
でも赤ちゃんのお父さんは診察しない。
『家内と共についでに私も診察して下さい』と・お父さんに言われても躊躇する。
男の人は・ちょっと苦手。
ごめんなさい。
許してちょ~だい。
<毎週更新>良平院長のコラム
私は赤ちゃんが大好きで・産科医となった。
私は産科婦人科医。
基本患者様は全て女性。
例外は男の子の赤ちゃん。
赤ちゃん大好きだから・男の子だって診る。
でも赤ちゃんのお父さんは診察しない。
『家内と共についでに私も診察して下さい』と・お父さんに言われても躊躇する。
男の人は・ちょっと苦手。
ごめんなさい。
許してちょ~だい。
私は昭和生まれ。
昭和・平成・令和を生きている。
家内も同世代。
私が幼少の頃。
『男の子はあっち行ってなさい』。
『ご飯できるまで椅子に座ってなさい』。
男子厨房に入らず。
そう教育されてきた。
家長の父を中心に食卓の座る位置も決まっていた。
でんと座れば自動的にお茶が出てきた。
平成生まれの子供たち。
家内は積極的に家事を手伝わせる。
そう教育している。
『今の時代は共働きが当たり前』。
『この子たちが結婚する時には夫婦協働で家事をするのが当たり前』と
家内。
妻の正論に夫は反論出来ず。
昭和世代の私もどっかと椅子に座らず・動くようになった。
子供たちよ。
明るく素敵な家庭を持ってくれ。
父は今日もそう願いながら・家内の指導の元家事に励んでいます。
知人が家族旅行に行ったらしい。
お土産を頂いた。
お土産話が付いてきた。
正確にはお土産前話。
旅行の前日。
家族で準備。
娘も準備。
ベットいっぱいにお洋服ラインナップ。
お嬢様はベットの周りをうろうろジロジロ。
『着ていく服がない』とやや切れ気味。
挙げ句の果てには今日着ていた服を今からお洗濯。
「着るものたくさんあるじゃない」と言っちゃいけないお父さん登場。
『もう旅行なんか行かない!』と乙女の爆弾発言。
真に受けるお父さん。
軽くスルーするお母さん。
深夜にお母さんがヘルプして一件落着。
「いつもこのパターンなんです」とため息の知人。
女性脳と男性脳。
同じじゃないのに。
男は黙って微笑むべし。
あなたがこの世を去った日。
あなたを想う。
あなたがこの世に生を受けた日。
あなたが私に繋いでくれた大切な命。
これからはあなたが生まれた日もあなたを想う。
あなたが送られた日と共に・あなたが迎えられた日を大切に想う。
一人でスーパーにお買い物。
ばったり店内で患者様と遭遇。
「こんにちわ・お天気いいですねぇ」のご挨拶。
レジに並ぶ。
私の前に並ぶご婦人も患者様。
「どぅ~も」と会釈。
レジ打つ店員さんも患者様。
「こんにちわ」と笑顔でご挨拶。
みんなと繋がっている私。
嬉しい。
有難い。
今日も青空。
しあわせ・幸せ。
一人外出先から帰宅途中・自宅のマーガリンが切れていた事を思い出す。
コンビニ寄って帰宅。
『マーガリン買ってくるの忘れたぁあ~』と家内のため息。
「買ってきたよ!」と間髪入れずに私。
『ありがとう・・』。
『でもねぇ~・これあんまり好きじゃないのよねぇ』と奥さま。
「あら?!」。
ホームラン打った手応えが・大ファールだった感じ。
どや顔から一気に意気消沈。
次こそ。
リサーチして考動。
我が家のルール。
「おやすみ」じゃなくて『お休みなさい』。
”早く寝ましょう”のメッセージ。
明日学校や仕事が休みだって・早寝早起き。
おやすみなさい。
健やかに朝を迎えよう。
お父さん。
オムツ替える。
ミルク作る。
抱っこしてあやす。
寝かしつける。
育児は手伝うものではなく・共に行うもの。
でも・・。
赤ちゃんのお世話はお母さんが主でしてくれる。
お父さんの育休とは・家事休。
家事をお父さんが主でやってくれる事が・育児休暇かも。
赤ちゃんが・そう言ってたような気もする。
少し考えよう。
更に考動しよう。
ひ孫が元気に逢いにきた。
赤ちゃん退院の日。
ひいおばあちゃん・おばあちゃんが迎えにきてくれた。
赤ちゃん・お母さん・おばあちゃん・ひいおばあちゃんの揃い踏み。
4世代。
思わず一緒に写真撮らせて戴きました。
ひいおばあちゃんから繋ぐ・たなべクリニックでの命のバトン。
素晴らしい。
素敵。
ありがとうございます。
繋ぐ・繋げる。
仕事終わって帰宅。
誰もいない。
分かってる。
家内と子供はお出かけ。
帰りは遅い。
ゆっくりお風呂に浸かる。
「極楽ごくらく」。
響く我が声。
風呂上がりに仁王立ちで牛乳一気飲み。
「ぷはぁ」。
静寂の中に我が声。
静かにリビングで読書。
進まない時間。
ゆったり出来そうで出来ない空間。
漂う私。
微かに家族の声。
「おかえりぃ~!」。
一気に広がる我が家の声。
お帰り。
遅かったね。
いや早かったね。
お風呂沸いてるよ。
寒かった?
お帰り。
お腹空きました。