今日のよか

<毎週更新>良平院長のコラム

Vol.691「しあわせ日記」

「家族と一緒にラーメン屋に行きたい」。

「家に帰りたい」。

「大人になりたい」。

小児がん病棟に入院している子供たちの夢です。

私は毎日「しあわせ日記」を綴っています。

今日嬉しかった事・感謝したい事を書き記しています。

「今日は天気が良かった」。

「家族と一緒にご飯が食べれた」。

「お風呂にゆっくり入れた」。

幸せとは・幸せである事に気付くこと。

他愛もない日常に・たくさんの幸せが溢れている。

V0l.690「緊急」

お腹の赤ちゃんがお母さんと共に元気に妊娠中を経過。

予定日が近まり自然と陣痛が始まった。

お産の進行はゆっくり。

赤ちゃんもお母さんと一緒に頑張ってくれている。

けれど赤ちゃんが上手く逢いに来れない時もある。

暗くて狭い産道で少し足踏みする事もある。

そんな時。

帝王切開で逢いに来てくれる赤ちゃんもいる。

緊急手術でも赤ちゃんとお母さんとの人生最初の共同作業。

赤ちゃんとお母さんが共に頑張ってくれたから元気な産声の赤ちゃんに逢える。

頑張ったね赤ちゃん。

ありがとう。

お母さん。

Vol.689「ダブルリング」

私たち夫婦は・もうすぐ銀婚式。

仕事の都合上・結婚指輪をはめておけない私。

家内が私の指輪をいつも一緒に身につけてくれている。

ダブルリング。

喜怒哀楽。

一心同体。

今までも・これからも。

Vol.688「子と親」

子供たちが成長し成人となった。

それぞれに自分の考えを持って行動している。

時に親子で意見交換。

お互いを尊重しながらも・時に見解の相違もあり平行線を辿る議論もある。

親は子を想い・子は親を想う。

最後は笑って討論終了。

自分の道は自分の足で歩く。

子と親は時に寄り添い・時に遠くから見守る。

共に時を重ね・共に歩む。

互いが成長し・互いが認め合う。

子の愛。

親の愛。

Vol.687「育つ・育てる」

高校卒業後・看護師としての道を選ぶ。

たなべクリニックと出逢い・入職。

クリニックは・入職者と三か月の有期雇用契約を結ぶ。

入職後10日・1カ月・3カ月の面談・試験。

そのプログラムを経て・正式にクリニックファミリーとして迎えられる。

正式採用されると・クリニックのバイブルであるクレド手帳が渡される。

キャリアプランに基づいたプログラムがスタートする。

毎月院長との勉強会。

加えて5年目まで毎年理念研修が行われる。

育ったファミリースタッフが新人たちを育てている。

育つ・育てる。

想いは繋がれ・同じ道を歩む。

Vol.686「ランドセル」

ファミリースタッフのこどもが来年小学校入学。

子も親も院長もとても楽しみ。

新一年生は・ワクワクドキドキのランドセル選び。

最新のランドセル事情を調査。

ビックリ・どっきり。

軽くて丈夫は当たり前。

通気性まで良い。

なんとカスタマイズできる。

色も24色のバリエーション。

私が入学する頃は・男の子黒・女の子赤の2色の世界。

そしてなんと!

背負うだけじゃなくて・手に持つ・肩に掛けるの3スタイル。

ただただ驚くばかり。

すごいねぇ~。

楽しいねぇ~。

入学式待ち遠しいねぇ~。

Vol.685「変容」

長い不妊治療期間を経て・無事ご妊娠されたご夫婦がいる。

妊娠された時には・私自身も本当にうれしかった。

言葉では言い表せないストレスがあったと想う。

不妊治療中には・表情がとても暗い時期もあった。

妊娠され順調に経過していく中で・その表情がとても穏やかになっていかれた。

「だいぶ妊婦さんみたいな顔つきになってきましたね」と私。

『あらそうですか』と笑みがこぼれる。

髪型もショートカットに。

良くお似合いです。

お腹も大分大きくなりました。

楽しみですね。

私もとても楽しみです。

Vol.684「次こそは」

学生時代テニス部だった息子は・卒業後も大好きなテニスを続けている。

地元のテニスクラブに所属して・子供たちを指導している。

趣味で続けているテニスだが・時々所属しているテニスクラブよりエントリーして

大会へ参加している。

前回は2回戦敗退。

悔しい想いをした。

今回優勝目指してエントリー。

しかし・惜しくもベスト4には勝ち上がれなかった。

「悔しい?」と私。

『・・楽しかったからいい』と息子。

残念会開催。

明日も練習に行くらしい。

やっぱり・・悔しいよね。

次こそは・・。

楽しんでステップアップしよう。

朗報を父は待っている。

Vol.683「余命」

ガンの告知を受けた方がいた。

余命宣告も受けた。

その方は・・。

ガンになって良かったとおっしゃった。

『残された時間を家族と大切に過ごせる』。

『家族も私との時間を刻んでくれる』。

『事故や震災などで突然別れを迎える訳ではない』。

『私は死を知る事で残された時間を有意義に過ごしきちんとお別れが出来るから』。

『だから私はしあわせ』。

そう語られた。

返す言葉は見つからなかった。

ただ・・。

いま・ここを生きよう。

そう強く想った。

Vol.682「花筐」

唐津古里映画「花筐」の0号試写が地元唐津で開催された。

私も招待を受け・足を運んだ。

関係者を招待した試写会には監督の大林宣彦さん・主演三人の俳優陣の舞台挨拶も

行われた。

2時間50分の大作。

大林監督独自の世界観に圧倒された映像美溢れる作品であった。

監督・俳優陣・エキストラ・ボランティア・推進委員会など・多くの方々の熱意と

協力の元素晴らしい作品が完成の日を迎えた。

『この作品は・みなさんのものです』。

『私たちは死すとも・映画は永遠に残ります』。

大林監督は挨拶の最後をこう結ばれた。

今では・映画館も無くなった故郷唐津。

このご縁に感謝したい。

唐津の素晴らしさを日本中に世界中に伝えたい。