Vol.786「考動」
波打ち際で戯れる二人の子ども。
日本の子と海外の子。
二人とも波打ち際で砂のお城を楽しげに作っている。
「ダメよ!そんな波打ち際で作ったら」。
「もっとこっちで作らないとすぐに波にさらわれちゃうじゃない」。
「土台はもっとしっかり」。
あれこれ指図する日本のお母さん。
一方でただニコニコ何も言わず見守る外国のお母さん。
『日本のお母さんってどうしてあれこれ言うの?』。
『お城壊れたっていいじゃない』。
『泣いてまた作ればいいの』。
『そうやって子どもは考えて行動するようになるのよ』。
『そのチャンスを日本のお母さんはどうして奪うの?』。
海の向こうのお母さんに一票。
考動。
大事だよねぇ~。
奪っちゃだめ。
お城壊れていいじゃない。