今日のよか

<毎週更新>良平院長のコラム

Vol.1078「大丈夫」

愛車の給油のためにガソリンスタンドへ。
『いらっしゃいませ!』。
元気なお兄ちゃんの誘導でピットイン。
『車の窓拭きは大丈夫でしょうか』。
元気な問いかけに「大丈夫です」と答える。
『大丈夫って・拭くのか拭かないのか・どっちですか』。
車内を覗き込む青年。
「?!」な私。
あなたが大丈夫?って・聞くから大丈夫って答えたのに・・。
と・こころで呟く私。
「お願いします!窓拭いて下さい」と返答。
大丈夫って・・。
よく言うよねぇ~。
よく使うよねぇ~。
”はい”とも”いいえ”とも・とれるよねぇ~。
曖昧だねぇ~。
誤解招いちゃう。
反省・反省。
気を付けよう。
大丈夫は・大丈夫じゃない。

Vol.1077「ホスピタリティ」

私たちたなべクリニックスタッフは・たなべクリニックの大使である。
院内外でも大使。
家庭でも大使。
だから・自分以外は全て顧客と考える。
スーパーで買い物。
傍で一人泣いている小さな子。
迷子らしい。
抱っこする。
家族を探す。
お母さんらしき人を見つける。
子どもも泣き止み・安堵の表情。
笑顔で別れる。
後日その方が来院。
思わず目が合うスタッフ。
改めてお礼を言われる。
外でもすてき。
中でもすてき。
私たちは大使。

Vol.1076「ロス」

あるテレビ番組を観た。
パン工場前にパンの自動販売機がある。
店頭には出せないパンを低価格で販売している。
少し形が崩れたパン。
ちょっとだけ焦げ目がついたパン。
味は同じ。
でも店頭には並ばない。
形が不揃いなきゅうりたち。
袋に詰められ・安価で店頭に並ぶ。
味はもちろん美味しい。
いつも自動販売機のパンを購入する常連客。
「味は同じだし・形は気にしない」。
笑顔でインタビューに答えていた。
いつの頃からか・見た目重視となった。
考え直そう。
私たちは・命を頂いて生きているのだから。

Vol.1075「35年前」

35年程前。
私はある国立病院に勤務していた。
歴史のある建物だった。
長い渡り廊下があった事を記憶している。
当時独身だった私は・良き医師になりたくて日々精進を重ねていた。
幾度となく・暗い渡り廊下を行き来していた。
そして今・その病院に息子が勤務している。
機会があり病院を訪ねる事が出来た。
息子に案内され・記憶を辿りながら院内を歩いた。
病院の殆どは新しく建て替えられ・立派な医療施設となっていた。
長い渡り廊下は残っていた。
あの日・あの時。
一生懸命頑張って・往来していた渡り廊下。
今息子と共に並び歩く。
あの日・あの時の私に伝えよう。
あなたは再び・この長い廊下を大切な家族と共に歩む事を。

Vol.1074「新年」

新しい年が明けた。
今年もどんな素晴らしい出逢いが待っているのか。
ワクワクする。
素敵な一期一会が訪れるだろう。
嬉しい。
楽しい。
有難い。
感謝・感謝。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  1. 1
  2. 2
  3. 3