Vol.1047「1羽の鶴」
スタッフの親族が天国に召された。
急死であった。
突然の別れに家族親類は・深い悲しみに包まれた。
折り鶴と共に送ってあげたい。
身内の小学生の提案。
「今から折っても・・間に合わない・・」と・大人の声。
それでも・その子は鶴を折り始めた。
1羽・2羽・・。
一人・また一人・・家族が・親類が折り始める。
沢山の鶴が故人と共に旅立った。
想いは繋ぐ・繋げる。
その子の大人へのメッセージ。
<毎週更新>良平院長のコラム
スタッフの親族が天国に召された。
急死であった。
突然の別れに家族親類は・深い悲しみに包まれた。
折り鶴と共に送ってあげたい。
身内の小学生の提案。
「今から折っても・・間に合わない・・」と・大人の声。
それでも・その子は鶴を折り始めた。
1羽・2羽・・。
一人・また一人・・家族が・親類が折り始める。
沢山の鶴が故人と共に旅立った。
想いは繋ぐ・繋げる。
その子の大人へのメッセージ。
子供が熱を出した。
咳をする。
機嫌が悪い。
ご飯を食べない。
代わってやりたい。
小さなこころと身体が頑張っている。
もう少し。
きっとよくなる。
大丈夫。
傍にいるよ。
久しぶりに博多駅周辺に出向いた。
日本の方。
海外の方。
右に左に・前に後ろに。
老若男女が行き交う。
「みんな・・どこに行くんだろうねぇ~」。
ねぇ・・。
何らかの目的があって・歩いているのだろうけど。
不思議。
面白い。
活気あり。
こんな事聞いたら・・。
こんな些細な事を尋ねたら・・。
ちょっぴり遠慮するお母さんがいる。
遠慮なんかいらない。
なんでも聞いて。
なんでも相談して。
お母さんの安心が赤ちゃんの安心だから。
いつでも・どこでも。
遠慮しないで。
出産は・赤ちゃんとお母さんとの人生最初の共同作業。
お母さんが赤ちゃんにたくさん酸素を届けてくれたから・赤ちゃんは元気に逢いにこれた。
それはどんなお産でも同じ。
「お母さん!赤ちゃんにたくさん酸素を届けてくれてありがとう」。
私はお産後に・いつもお母さんに感謝のこころを伝える。
『良平先生からおめでとうございますだけじゃなくて・ありがとうって言われた』。
『感謝されて・お礼言われて・とても嬉しかった』。
お母さんからのメッセージ。
ありがとうお母さん。
ありがとう赤ちゃん。
今日が・一番楽しい。
明日は今日よりも・もっと楽しいはず。
楽しい・楽しい。
毎日が楽しい。
そう想えるだけで・楽しくなっちゃう。
嬉しい。
楽しい。
幸せ。
知人のご子息が高校を卒業。
憧れの大手飲料水メーカーに入職。
入職後全国の新入社員と共に東京で企業研修。
配属。
現場での実践。
今までお客様でしかなかった自分。
バックヤード。
そこには弛まぬ企業努力があった。
学びと気づき。
今日も先輩と現場へ赴く。
1分1秒が彼の成長を後押しする。
おもやい会。
たなべクリニックの1歳お誕生日会。
「お帰りなさい!」。
私はお子ちゃまとお母さん・お父さんにご挨拶。
そして「ありがとう!」。
この1年・・。
お母さん・お父さんはたくさん笑って・時に涙する日もあったことでしょう。
1年間ありがとう。
比べなくていい。
焦らなくていい。
頑張らなくていい。
楽しんで。
大切なお子様と共に成長しましょう。
いつでも遊びにきてね。
いつもここにいますから。
私はずっと日記を綴っている。
今日も「今日一日」を綴る。
「昨年の今日」を読み返す。
こんな事があったのか・・。
もう1年経つのか・・。
記憶を辿り・想いを馳せる。
来年の今日を楽しみに。
今日・いまここに感謝。
クリニックの駐車場の片隅に咲く一輪の花。
その花の傍らに寄り添い・涙するスタッフ。
「どうしたの?」と尋ねる私。
『小さく健気に咲く花がとてもきれいで・思わず涙しちゃいました』とスタッフ。
若き日の私なら・・。
「きもっ! 何このひと!」と感じたかもしれない。
でも今の私は・その人をとても羨ましく想う。
『なんて・こころのきれいな人・・なんて・すてきな人』。
そこには・私の人としてのこころの成長がある。
人・生き物・ものに敬意を払う人。
感謝する人は・幸せである。
幸せとは掴むものではなく・気づくもの。