今日のよか

<毎週更新>良平院長のコラム

Vol.991「ス○バデビュー」

ス○ー○ックスコーヒー。
おしゃれなカフェ。
私は大人になってから初めて来店した。
「えぇ~と・・Mサイズで」と私。
『サイズはこちらからお選び下さい』と店員さん。
わけ分からん。
システム・よ~わからん。
知人の中学生のお嬢ちゃんは・お友達とス○バでお茶するらしい。
しゃれとんしゃぁ~ねぇ~。
時代は変わる。
便利なようで・便利でない。
だけど・コーヒーはおいしい。

Vol.990「小さなサポーター」

知人が飲食店を営んでいる。
開店前・開店後。
小さなサポーターがお店に現れる。
モップかけ。
テーブル拭き。
食器洗い。
店長のお孫ちゃん。
自らが率先して・お手伝いをしてくれる。
頼もしい。
えらい。
でも・・。
ちょっと・・ばっちりじゃない。
小さなサポーターが店を後にすると・・。
おじいちゃん・おばあちゃんは再び・・。
モップかけ。
テーブル拭き。
食器洗い。
いいじゃない。
完璧じゃなくても。
いつの日か。
看板娘としてデビューする日を夢見て。

Vol.989「まだ見ぬ出逢い」

令和2年に発刊した私のソフロロジー法の著書「ママ、もうすぐあえるね」。
出版社より定期的に読者からの感想文が送られてくる。
妊娠中の方。
娘が妊娠中のお母さま。
奥様が妊娠中のご主人。
様々な年齢・性別・立場からのお便り。
たくさんの見知らぬ場所の見知らぬ方々と私の著書との一期一会。
感慨深い。
お役に立てて嬉しい。
本との出会いも一期一会である。
出逢いに偶然なし・全て必然。
まだ見ぬあなたに。
私は想いを届ける。

Vol.988「one for all」

私は大学生時代ラグビー部に所属していた。
同郷の大学の先輩(ラグビー部)の誘いもあり入部した。
ラグビーは初めての経験であった。
しかし中学高校時代サッカー部員だった私。
少し足が速かった。
それなりにキック力もあった。
大学リーグ戦。
強豪校との試合ではことごとくタックルされ・足もキックも活かせなかった。
負けたら・やはり悔しい。
勝ちたいから・練習も頑張った。
ラグビーは・チームスポーツである。
one for all。
all for one。
楽しかった。
奥深い・魅力的なスポーツである。

Vol.987「今さら」

私たち夫婦は・今年真珠婚式。
互いに人生の半分を共に過ごしてきた。
健やかなる時も病める時も共に歩んできた。
はず・・。
『あなたの○△なところが私・・気になっていたのよねぇ・・』。
えっ?!
はっぁ!?
30年目の告白。
今まで・ずっと黙っていたの・・。
ずっと・・そう感じていたの・・。
返す言葉もなし。
まさか・・他にもあるの・・。
聞けない。
言えない。
これからも。

Vol.986「尊い」

早産。
手のひらに乗るほどの大きさ。
赤ちゃんは・突然やってきてしまった。
小さな小さな命を全力で繋ぐ。
医療者も。
家族も。
幾多の壁を困難を・赤ちゃんは乗り越えてきた。
一番頑張ったのは・小さな赤ちゃん。
彼自身の生命力が・その命を繋いできた。
十五の春。
彼が逢いにきてくれた。
大きくなった。
逞しくなった。
立派になった。
あなたがみんなを一つにしてくれた。
あなたがみんなを繋いでくれた。
ありがとう。
ありがとう。

Vol.985「全体会議」

たなべクリニックでは半期に1度「全体会議」を開催する。
原則全スタッフが一堂に会して「クリニックの向かうべき方向」を確認する。
院長・部長・課長の講話を聴く。
「誰もが愛されて・守られて・想われて・抱きしめられて・育つ」。
院長からの強く・揺るぎないメッセージがスタッフに響いた。
『育児こそ・世界で最も重要な仕事である』を企業理念とする・たなべクリニック。
不易流行。

Vol.984「お帰り」

息子は現在大学病院勤務。
当直明けで久しぶりに我が家に帰ってきた。
私はお産があり・深夜に帰宅。
既に息子はベットの中・夢の中。
息子が幼き頃・私が深夜に帰宅した時同じように彼は夢の中だった。
あの時の幼き日の寝顔。
医師となった今の寝顔。
親にとっては同じ寝顔。
「ただいま」。
はだけた毛布をそっと掛ける。
「おやすみ」。
お帰り。
いつもあなたを見守っているよ。
今までもこれからも。


Vol.983「娘婿」

一人娘が結婚した。
気さくな青年と結婚した。
時々実家に帰って来る。
『お母さん元気!?今日帰ってくるね』。
『泊まるかもしれない・旦那も』と娘から昼過ぎに一報入る。
帰ってくる!
旦那も一緒!!
泊まるかも!!!
急いで夕飯準備。
彼の着替えは?もしかして準備必要??
急いでユ○クロに走る。
下着買う。
勢いでパジャマも買っちゃった。
思わぬ出費。
「いつもこうだと思うなよ・・」と・こころで叫ぶ。
『いただきます!美味しいですお母さん!』。
『着替えから・パジャマまでありがとうございます!』と・義理の息子の弾む声。
引き攣る私の笑顔。
帰っていった。
疲れた。
でも・・。
またおいでよ。

Vol.982「交流」

私は、物とよくお話をする。
「おはよう!歯ブラシさん!今朝も歯磨き宜しくお願いします」。
「髭剃りさん!おはよう!今日もばっちりお願いします」。
出逢いもあれば・別れもある。
「リップクリームさん・今まで何百回とありがとうございました」。
「新しいリップクリームさん!今日から宜しくお願いします」。
ものにも命があると考える。
お世話になったものには・感謝したい。
ありがとうを伝えたい。
物言わぬあなたと共に過ごしているから。